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2017年12月26日火曜日

Diplomaが到着!!

こんにちは。お久しぶりです。今年も残すところわずかですね。

昨年から今年にかけては、子どもが生まれ、必死でThesisを書き、家財を売り払い、モントリオールのアパートを引き払い、日本に家族3人で帰国し、日本のアパートに移り住み、就職面接し、就職し、またモントリオールでDefenseして...と盛りだくさん過ぎました。思い出すだけでちょっと「ウッ...」と吐き気をもよおすね、と妻と話しています。

さて、先日、Diplomaが日本の自宅に届きました。
10月末のConvocationに出席できなかった人は翌日から大学でピックアップすることができますが、自分はピックアップすることもなく1ヶ月が経ち、その時点でまだ大学に残っているDiplomaは登録された住所に郵送される仕組みになっています。
今年の夏にDefenseのためにモントリオールに行った際にDiploma用のフレームを買っていたので、早速入れました。


Diplomaはラテン語です。何と書いてあるかわからないため、念のため英語のオフィシャルの翻訳も別紙で付けてもらいました。

これで本当の本当に卒業です。
博士課程...終わったんですね。もう最近はMcGillの同窓会のメールが届くようになりました。

こんな日が来るとは、4年前は全く想像できていませんでした(4年前の記事)。
届けば紙きれ一枚ですが、この紙のために本当に全力で取り組みました。
応援してくださった方々、本当にありがとうございます。

このブログですが、今後留学を志す方、あるいは留学中の方や留学・海外生活を垣間見たい方などに、多少情報提供ができるかもしれません。更新していない期間中にもアクセスしていただいている方がかなりの数いらっしゃるようですので、こんなブログでも存在価値があるなら、まだしばらくは残しておきたいと思います。

帰国後、家庭生活は至って順調なのですが、仕事面では日本の生活に適応するのに実は少し苦労しています。日本の大学という組織がカナダとは全く、全く異なり戸惑うことが多いのが実情です(日本・カナダどちらも良し悪しがあります)。日本の大学での仕事の様子もアップデートしていけたらいいですが、現状は余裕がないですね。。。少しずつ、、、ということで。

2017年8月26日土曜日

Defense後の手続き

こんにちは。

7月29日に日本に帰国後、この10年くらいで最も体調を崩し、気管支炎になり、その後なぜかウィルス性の筋炎とみられる筋力低下が起きました。Defenseに向けて張りつめていた緊張が急に解けて、免疫まで油断してしまったのかもしれません。

いまはだいぶ体調も戻り、落ち着いてきました。
先日は結婚記念日のお祝いに数年ぶりに横浜に行ってきました。神奈川出身で横浜もずいぶん行ったのに、群馬とカナダでの生活ですっかりお上りさんになってしまいました。



さて、Defenseを終えてすべて終わったかのように見えますが、実はdefense後も、レビュアーに指摘された事項を修正して博士論文の最終提出をしなければなりません。
提出はdefenseの一か月以内と定められていますが、自分は8月15日の締め切りに間に合わせたかったため、帰国後、根詰めて一気に終わらせ、8月11日に最終提出しました。体調を崩したのはその影響もあるかもしれないですね。。

学位授与は卒業式(convocation)で行われるのですが、McGill大学の場合卒業式は例年6月、10月、2月の年3回(4ヶ月に一度)行われます。10月の卒業式に間に合わせるには、8月15日までに最終提出を終える必要がありました。特に急ぐ理由もないですが、早く全て終わらせたい一心で、今回は頑張りました。そのおかげで、10月末に学位記が発行される予定です。本当は卒業式も行きたいところですが、そのためだけに家族を置いて職場にも迷惑をかけられませんので、今回は(次回はないですが)行けません。

ちなみに、McGill大学の博士課程の卒業生が着るガウンと帽子は最強にダサいと有名です。


学位記は、卒業式の1ヶ月後に郵送される予定ですので、手元に届くのは11月末か12月初旬ということになります。今も、博士課程での研究結果の解析や論文執筆を行っているのであまり実感は湧きませんが、学位が届けば本当に終わったんだ・・・という実感が湧くかと思います。


2017年7月28日金曜日

PhD oral defense

こんにちは。
去る7月25日、PhD oral defenseを終え、無事にパスすることができました。
当日は、9:00開始でしたが8:00には会場に入り準備してました。





私が所属する学科のdefenseはアットホームで、軽食やコーヒーを同じ研究室の同僚が準備してくれ、合格の知らせの後にはDeanがシャンパンを振る舞ってくれます。
私は日本から持ってきた八ツ橋とキットカットもテーブルに並べて置きました。



当日は同じ研究所の同僚やクラスメイトなど30人くらいが来てくれました。
Defenseのプレゼンは、練習のおかげで良くできていたと思います(自画自賛)。発表時間も30分の制限の中28分とちょうど良かったですし、聴衆の反応を見ながら内容を調整することもできました。質疑では、なにを聞かれたかはメモしたのでよく覚えているのですが、どんな風に答えたのかはさっぱり覚えていません。



今後は評価者からのコメントに沿って論文の修正をしますが、主に英語のグラマーや誤字に関する指摘ばかりでしたので、すぐ修正して片付けたいと思います。8月15日までに提出すれば10月に学位記が日本に発送されます。巨大な学位記のフレームもdefense後すぐにちゃっかり買っておきました。

明日朝の飛行機で日本に帰ります。時差ボケから治ることなく帰国となり、月曜日からはまた仕事です。

凉しい(朝晩は寒い)モントリオールから灼熱の日本に帰るのが心残りがありますが、日本で応援してくれていた家族がいるので帰ります。

2017年7月25日火曜日

This is the day!

いよいよこの日がやってきました。Defense当日。
予想通り、時差ボケと緊張で朝2:30くらいから起きてしまい、結局Defenseの準備をしています。

一昨日の夜は自分の指導教員がフロリダでの学会から帰宅したすぐ後に、彼女の家でみっちり3時間練習につきあってもらいました。そして昨日はまた研究室の同僚にもプレゼンを見てもらい、様々な指摘やアドバイスをもらいました。本当に最後まで良い同僚です。

モントリオールに金曜夜に到着し、それから30分のプレゼンを多分20回以上練習しています。パスするかどうかというよりも、これまでの4年間の苦行の成果をこれまでお世話になった人たちにしっかり発表することが大事だと思います。

プレゼンの開始は9:00AM。そろそろ朝ごはんを食べて、早めに会場に入って準備したいと思います。今日は他の学部に所属していた友人たちも応援に来てくれます。発表もそうですが、どんなディスカッションや質疑になるか楽しみです!

では行ってきます。

2017年7月18日火曜日

Oral defenseの準備

こんにちは。

Oral defenseの当日である7月25日が近づいています。

この4年間、いろいろな学生のPhD Oral defenseを見てきました。
「いつかはこの場に自分も立つことになるのかな...」と他人事のように感じてきましたが、遂に自分が発表できることにまず感慨を覚えます。

それと同時に、多くの学生がDefenseで泣きそうになりながら発表しているのも見てきました。当日は30分のプレゼンの後、2時間半にわたる質疑があります。まず発表でボロボロになってしまっている学生、また質疑でうまく答えられない学生もいました。もちろん、ほぼ完ぺきなDefenseをやってのける学生も多くいました。

この4年間で感じたのは、母国語ではない言語でのプレゼンに限らず、どのような内容でもプレゼンの質は練習量に大きく依存するということです。準備がよくできた際には聞き手の反応を見ながら進めることができますし、逆に準備不足の際には話すことに夢中で全く応用がききません。

カナダの大学院のプレゼンの授業で受けたアドバイスも、最終的には"Practice, practice, and practice".とのことです。準備をすることは、なによりも発表前の不安感を払拭するいい方法です。どんな質問が来るのだろう...と心配だらけですが、少なくともプレゼンは練習次第で上手くできるので、やれるだけの準備をして臨もうと思います。

Defenseが終わったときの気持ちってどんな感じなのか、想像もできません。。

2017年7月13日木曜日

Oral defense(論文審査会)の日程決定!

こんにちは。大変ご無沙汰しております。

3月に日本に帰国して以降、非常に忙しい時間を過ごしています。
日本に帰国後1週間で私立大学の採用面接があり、4月からはその大学の理学療法学科で助手のポジションで働かせていただいています。

日本での新生活と博士論文提出の2つの課題をどうにかクリアし、5月に論文を提出することができました。論文審査は7月25日です。そのために7月21日にモントリオールへ発ち、1週間滞在します。その間に発表して、論文の最終提出もできれば済ませたいものです。

論文審査は、30分間のプレゼンの後、2時間30分の質疑応答があります。まず、この博士課程での4本の論文をわずか30分という時間に収めるのが大変です。あと、最近日本語ばかり話しているので、英語が以前ほどスムーズに出てこないことがあり、緊張も相まっておそらく本番のプレゼンではアドリブはほとんど効かないでしょう。なので練習がプレゼンのパフォーマンスに直結することは間違いないです。

そして質疑応答。"Defense"と呼ばれるように、非常に厳しい質問が飛び交うことが予想されます。それにしっかり答え、自分の論文を守り抜くことが発表での使命です。ある大学ではDefenseする学生が本当に盾を持っていく習慣があるとか。おそらく2時間30分の質疑が終わるころには満身創痍で立つのもやっとなのではないでしょうか。。。

今の自分の状況を考えると、日本で助手というポジションでも何でも、きちんとした大学で教員として勤務できていることにまず感謝です。そして、就職後半年も経たない者に快くモントリオールに1週間行くことを許してくれる職場の環境自体、日本の就労環境からすれば奇跡に近いのではないでしょうか。せっかくいただいたこの機会ですので、全力投球で準備して、やれるだけやってきます。

ちなみに、今回のモントリオールへの旅は妻と子どもは一緒ではありません。日本への帰国の際には4か月の娘を機内であやしながら17時間のフライトをどうにか生き延びましたが、ディフェンス前にそれは無茶だということで今回は一人旅です。

2017年2月25日土曜日

帰国まであと1週間

こんにちは。
モントリオールはここ数日最高気温がプラスで、とても暖かいです。
今年は結局、昨年以上の暖冬になっているようです。といってもまだ油断大敵。この後も気温はジェットコースターのように上下を繰り返し、徐々に気温が上がっていきます。この時期が一番みな体調を崩しやすいんですよね。。

さて、日本への帰国まであと1週間となりました。最近は送別会を開いてもらうことが多く、こちらでの生活に名残惜しさがあるのも事実です。

論文は・・・怒涛のペース(思ったよりは進んでいないですが・・・)で執筆中で、3本目を先週投稿し、最後の4本目の仕上げにとりかかっています。4本目は投稿予定(to be submitted)という形で博士論文に載せる予定でしたので、投稿済みの論文に比べるとプレッシャーは少ないですが、それでもできれば投稿して博士論文に載せたいので今はブラシュアップしているところです。

そして、4本目の論文に並行して博士論文の論文考証と全体の考察を執筆中です。論文考証は全部で5章あるうちの4章は終わらせました。考察は4章中の1章が終わったところです。考察はもとからアイディアがあったため、意外と順調です。
最後には4本の各論文をつなげる序章(preface)を執筆。これがおそらく最難関です。このprefaceが博士論文全体のストーリーの流れを作るので、これは腰を据えてやる必要があります。

当初は博士論文すべてを帰国までに終わらせる予定でしたが、少なくとも帰国までにpreface以外(論文考証、考察、結論)はすべて終わらせる、というのが現実的なゴールとなりそうです。

帰国があんなに楽しみだったのに、今では帰国日が近づくのがおっかない、複雑な心境です!!でも、締め切りがあると人はこんなに文章が書けるのだなぁと改めて感心します 笑


(参照:http://www.phdcomics.com/comics.php?f=1915)

2017年2月1日水曜日

Star dancing

こんにちは。
今年はこれまでのところ暖冬傾向でしたが、ようやく冬らしい天気になってきました。
寒くなると空気が澄んで星が良く見えるようになります。

昨日、1月31日は月、火星、金星が接近して三角形を作る日だったようですね。
思わず写真を撮りました。



もう2月かぁ・・・という感じです。最近はもう時間に追われ、週末も関係なく論文執筆中です。
ランニングの走行距離も順調に伸びてきて、最近は2,3日に1度のペースでジムでトレッドミルで7-8km走っています。どうやら走行距離とストレスレベルは強い正の相関関係にあるようですね。。

さあ2月も頑張っていきましょう~

2017年1月24日火曜日

帰国決定

こんにちは。


実は、来年度4月から日本の大学への就職が決まり、日本への帰国が決まりました。

帰国日は3月5日。もうすぐです。
日本に帰る段階では博士論文を提出していませんが、今は論文もオンラインで提出することになっており、日本からの提出も可能です。
4月15日の締め切りに間に合うよう、いまは論文執筆に追われています。

博士論文は原著論文計4本(3本投稿済み、1本投稿予定)をもとにしたManuscript baseの論文となります。このManuscript basedの論文の場合、まずは全体のIntroductionと博士論文の目的と仮説を述べて、次に論文考証です。この論文考証は以前にComprehensive exam(博士候補試験)で書いた中でまだ論文にしていない部分も活用できます。

そして、博士論文全体のストーリーに沿って、各原著論文の前に1,2ページのPrefaceを加えます。その後に原著論文を載せます。それを4本文行った後、最後には全体の考察と結論を述べておしまいです。おそらくページ数としては1.5行スペースで180~230ページくらいの内容でしょうか。なるべくページ数の少ないスマートな内容にしたいものです。

現在は最後の3,4本目の論文の仕上げと、Introductionと論文考証を行っています。2月中旬に4本目を仕上げて、出発までには初めの下書きを終えたいところです。


本当はこの論文執筆を、もっとじっくりと時間をかけてやりたいのですが、今回は4月からの就職ということでやむを得ないです。。短期間でも3年半の博士留学がしっかりとした内容でまとまるように、今はパソコンとにらめっこするばかりです。しかし、焦れば焦るほど文章は進まないものです。。Comprehensive examの時の方が、計画的に落ち着いて取り組めていた感があります。
はやくあの時のモードに入れるよう、ジムで走りまくるのもアリかもしれませんね。。

2016年12月24日土曜日

White Christmas 2016

こんにちは。
明日はクリスマスですね。モントリオールのクリスマスは、みんな仕事が休みで家族と過ごす人が大半で、街中がとても静かです。今年はけっこうな雪が降っている影響もあり、さらに静かです。
我が家も今年は家で友人と食事をして、あとは家でのんびり過ごします。
といっても、自分は家で仕事を続けているのですが。。

この11月から1月の3ヶ月で4本の論文を書くことを目標にしていて、すでに2本は投稿済みで1本はアクセプトされました。博士課程終盤、これまでの実験の成果を文章にしていくプロセスはなかなか楽しくもあり、難しくもあります。モントリオールの長い冬は家にひきこもって仕事をするのに限ります。

あと、指の骨折がだいぶよくなったので運動もちょっとずつ再開しています。家から走って7分、徒歩+バスで15分のところにYMCAのジムがあるため、そこでトレッドミルなどでなまった体を動かしています。2ヶ月以上体を動かしていなかったので、戻すのにはだいぶ時間がかかりそうですが、こちらもコツコツ戻していきたいと思います。







家の窓からの風景もすっかり真っ白になってしまいました。

2016年9月12日月曜日

カナダ博士課程修了後の進路

こんにちは。

早いもので、今年の8月でもうこちらに来て丸3年が経ちました。
3年前の今頃、9月は授業が始まり、統計学やらライティングやらたくさんの授業を取って、分からない英語に四苦八苦でした。

今はようやく自分の研究の実験がすべて終了し、これから解析と論文執筆が中心の生活となります。博士課程修了のために残されたマイルストーンは、博士論文の提出のみです。
ここからが険しくて長い・・・という人もいますが、自分はあと1年かからずに終えたいところです。

それと同時に、今後の進路についても徐々に考えなければいけなくなってきました。
今ある環境での仕事を行いつつも、今後の身の振り方を準備する必要がありますが、本当に悩ましい選択です。

カナダでは博士課程を修了したあとの進路は、大きく3つに分かれます。絵では2つですが。



1.研究職に残りたい人(大多数)
博士課程を修了してすぐ、大学や研究機関のポストに就けるのは稀です。したがって、博士課程修了後はポスドク(post-graduate fellow)というポジションに就いて、研究成果を出しつつ、就活をするのが一般的です。しかし、近年の博士課程修了者の増加により2回・3回とポスドクを繰り返すパターンが少なくないのが現状です。なお、Quebec州ではポスドクは最長5年間までと決まっており、以降はResearch Associateなどのポストになる必要があります。

2.教育職に就く人
これは2番目に多い選択肢です。この選択肢では、カナダではどこの大学でも教育を専門とするLecturer(講師)が相当します。 日本では主に教育重視の大学での講師や助教のポストが、専門学校が相当します。この進路では、自らの研究に割く時間はあまりないかもしれませんが、教育に目標がある人はこの選択をする場合が多いです。ポストの数も、比較的多い印象です。

3.臨床に戻る人(少数派)
カナダでは、研究者と臨床家の壁が非常に高い印象で、両方を同時に行う人はかなり少ないです。博士課程まで進むということは、研究者になることをすでに選んでいる人がほとんどですので、臨床に戻るケースは少ないのが現状です。

これもあってか、臨床研究は非常にお金がかかります。研究専門のPTを一定期間雇う必要があり、患者さんの確保も難しい現状があります。

この点では、日本の方が実は臨床研究の環境は整っているのではないでしょうか。
自分は、カナダで学んだ研究の基礎を使い、将来は日本に戻って臨床研究をどんどん行いたいと思いっていますが、それには協力してくれる臨床での環境整備が大事です。

もし日本での研究ができる教員ポストがすぐにない場合、自分はポスドクをするのか、あるいは臨床に戻るのか・・・。はたまた、どこかの学校で教育を主に行うのか。

「せっかく博士課程に来たのに、わざわざ臨床に戻るの・・・?」

正直、冷ややかな目で見られることもあるでしょうが、自分としては目標に向けた着実な一歩だと思いますので、研究を行える環境を整えるためにまず臨床に戻ることも選択肢も視野に入れて、就活を進めたいと思います。

こちらに来てつくづく思うのは、メインストリームが必ずしも成功への近道ではなく、あくまで目標によってアプローチは多様だということです。

どうせ、すでに「普通のPTとしてのキャリア」を歩んでいないわけですので、同様に「普通の研究者としてのキャリア」を歩まなくても、いいのかもしれません。

2016年8月29日月曜日

あっという間の8月‐後編

両親が帰国した8月15日、今度は日本から大学学部生4名がやってきました。
今回のこの企画、自分がカナダで大学院生である間に行いたかったことの一つで、昨年から少しずつ準備してきました。

今回の研修のテーマは、主体的に体験することを目的としました。ただの見学旅行ではなく、自ら考えて実際の学生生活を短期間体験してもらう、ということがテーマです。そのため、研修前の準備も盛りだくさんで、研修中も学生たちは大忙しでした。

参加者
自分の出身大学の理学療法学専攻3年生の学生4名

研修期間
8月15日から8月29日

研修内容

①日本に関する英語でのプレゼン:
自己紹介、理学療法学教育、医療・介護保険制度、学生生活、災害時の理学療法体制を紹介しました。学生たちは日本にいる間からプレゼン準備をすすめ、研修中に自分で所属する研究室で臨床家や研究者に対して1度、また大学で先生や学生に対して1度プレゼンを行いました。1回目のプレゼンはまだ緊張と練習不足でほとんど聴衆を見て話せていませんでした。プレゼンのスキルアップを目指して、1回目のプレゼンの後は学生同士でプレゼンの批判的検討をして、2回目にむけて修正をしてもらいました。2回目のプレゼンは学生も堂々と発表していて、ポテンシャルの高さを感じました。

②研究室訪問:
McGIll大学や理学療法に限らず様々な分野の研究室訪問をしました。結果的にはMcGill、University of Montreal, University of Torontoの3大学で9つの研究室を訪問しました。自分がモントリオールに来てからお世話になっている先生方を訪問していくという内容でしたが、結果的には幅広い分野の研究を見学・体験する機会になりました。

③実験でのデータ測定・解析・結果の考察:
今回の研修前には準備として、自分の研究に関連する論文を2グループに分かれて読んでもらい、今回の研修中、トロントへの電車での移動中に一緒に論文に関するディスカッションをしました。そして、研修の後半で自分が行っている研究のデータ測定・解析の一部を実際に行ってもらいました。データ測定は脳卒中患者さんでの立位リーチ動作を3次元動作解析装置を用いて測定しました。その後のデータ解析は一緒に進めました。

④カナダでの臨床の話・見学:
まず、カナダと日本で理学療法士として働いた経験をお持ちの知人に、日本・カナダでの臨床に関するお話を聞かせてもらいました。また、自分が所属する研究所に併設しているリハビリテーション病院のPTに臨床の見学をさせてもらいました。臨床のお話し、見学を通して理学療法士の役割の相違点を知ることができました。

⑤McGill大学プロフェッショナルマスター課程の卒業研究プレゼンテーション:
滞在期間中に、プロフェッショナルマスター課程の卒業研究プレゼンテーションを聞くことができました。プレゼンは5分間と短いですが、学生たちが一年弱かけて臨床家・先生たちとともに取り組んできた研究ですので、すごい意気込みでした。またこのプレゼンで選ばれたグループはカナダ理学療法学会・カナダ作業療法学会で発表することができるということもあり、盛り上がってました。

⑥現地での生活:
今回は自分の自宅近くのB&Bで宿泊先を確保しました。ホテルでの宿泊では体験できない、海外での家事全般、買い物、料理、バスやメトロでの通勤など、学生として生活するのに必要な体験を行ってもらいました。道に迷い、フランス語に戸惑い、買い物に四苦八苦し、食後に近くの公園に散歩に行き・・・すべて、現地で生活してはじめてできる経験です。

⑦McGIll大学の学生との交流:
日本の大学生はやはり英語が思うように話すことができず、言語的な壁がありなかなかこちらの学生と交流するのが難しいです。ただ、自分が以前Teaching Assistantで教えていた学生の一人に日本語が話せる学生がいましたので、彼にモントリオールの案内をお願いし、学生たちと観光してもらいました。英語が思うように話せず、もっと勉強しないと・・と感じるのも勿論大切ですが、言語の壁を越えて、学生交流ができる良い機会となったようです。

研修の費用
研修費用の合計は一人当たり約$2,000でした。
飛行機代:$1,300
宿泊費:$325(B&B)+$90(トロントホテル)
交通費:$135(モントリオール定期)+$180(トロント移動費)
食費:$50

この研修を計画し始めた際の見積もりでの目標は、一人あたり$3,000を超えないことでした。今回の研修で協力してくれた先生方は完全にボランティアでしたので、研修費用が大幅に低く抑えることができました。快く学生たちを受け入れてくださった先生方に感謝です。

今後の課題は、まずこの研修を継続することです。また、大学の講義を聞くことができませんでしたので、9月に入って学生たちと一緒に聴講するのもいいかもしれません。そして、この研修プログラムはまだ経済的な援助がありません。今回の学生も自費で参加しています。$2000は大学生には非常に大きな出費です。どのような経済状態にある学生も参加できるようにするために、今後はこのプログラムが経済的な支援を受けられるようにしたいものです。

2016年5月25日水曜日

札幌とモントリオールは似ている・・・

こんにちは。昨日から学会参加のため、札幌に入りました。

札幌は大人になってからは初めて訪れましたが、なんとなくモントリオールに似ています。

1.北国
札幌:冬寒い
モントリオール:冬かなり寒い

2.山の名前が似ている
札幌:藻岩山(もいわやま)
モントリオール:Mont-Royal(もんろいやる)

3.地下鉄
札幌:タイヤで走っている
モントリオール:タイヤで走っている

4.人口
札幌:約195万人
モントリオール:約165万人

昨日は北海道大学の理学療法学科の先生の研究室で留学生活や自分の研究の話をして、その後は北海の幸を堪能しました。

今日は学会前日ですので、ホテルで仕事して、その合間にジョギングへ。
知らない土地をゆっくりジョギングするのはやはり最高です。
今日は北大のキャンパス内とその周辺を40分くらいのんびり走りました。


北大のキャンパスは緑たっぷりで勉強にも健康にもとてもいい環境です。
留学生とたくさんすれ違いました。


明日からは学会に参加です。
今回の学会は自分の中では日本でどのような研究が行われていて、自分がどんなことができるのかを明確にすること、また就職活動がメインテーマです。

2016年2月9日火曜日

Physiotherapy Accreditation Peer Review- カナダでの理学療法養成校の監査

こんにちは。

今週はカナダ理学療法協会(Canadian Physiotherapy Association; CPA)の偉い人たちが大学に来て、大学の学部・大学院の理学療法士養成プログラムの教育が適切に行われているのか、監査を行っています。


監査は何となく、いやですね。
日本で理学療法士をしていた時も、厚生局の人たちが監査に来るとなると職場に緊張が走ったのを覚えています。


今回の監査では、教員のみではなくTeaching Assistantをしている大学院生へのインタビューもありました。
自分もインタビューされるTAの一人だったので、今日は色々な質問を受けました。

その中で印象的だったのが、日本の理学療法の教育システムと比べて、自分の所属する大学での教育システムはどう感じるか、ということです。

正直、日々TAをしていると感じることが多いのですが、こちらのいい点としては教員やTA、学生とのコミュニケーションが非常にとりやすく、意見がすぐに授業に反映されるという点があります。
毎回授業前後にはTAと教員でミーティングを行い、授業内容の確認と授業の反省を行います。

また自分が日本で卒業した大学は1学年20名と少人数だったからか、大学院生がTAを行う機会はあまりありませんでした。TAの経験自体が、その後教育の分野へ進もうとする学生にとってもいい経験になっています。

日本のカリキュラムの良い点としては、臨床実習が比較的早い時期にある、ということです。
自分の所属している大学ではU3(日本の大学4年生)になるまでは見学実習すらもなく、授業で習う内容と臨床を結びつける機会があまりないのが現状です。やはり授業で習った理論や実技は、記憶が新しい間に臨床で実践しないと、すぐに忘れてしまいますし、理解度もずいぶん違います。

日本では少なくとも3年生の評価実習や養成校によってはその前の見学実習もありますから、こちらの大学よりはマシかもしれません。


教育システムの監査では色々な話が聞けておもしろかったです。
今後またTAについてもう少し詳しくブログに書けたらと思います。


2016年1月21日木曜日

カナダ特有?の評価尺度

こんにちは。

たまには理学療法の話題を。
理学療法の現場では、評価も重要な仕事の一つです。
的確な評価なくしては治療は成り立たないといっていいと思います。

患者さんがどのような状態で、どうしてその状態になっているのか、理学療法士として対処できる問題は何なのか、優先順位は・・・・など、理論的に考える能力が要求されます。

評価には様々な方法があります。
思考過程なども人それぞれでで、「アイディア」や「勘」、「センス」といったアートにも似た面があるのも確かかもしれません。

ただ、アートな面だけに頼っていては、「客観性」や「定量化」、「情報の共有」は難しいですし、治療効果はセラピストの技量により大きく左右され、社会全体で見ると理学療法の治療の質が担保されないという事態が起きます。

患者さんに行っている治療が、どのような現象や根拠に基づいているのか、しっかり患者さんご本人やご家族に説明するにはやはり標準化された評価を行うのが重要です。

ただ、その「標準」というのも、こちらに来て感じるのはあくまで自分の周りでの標準で、他の環境では全く標準として使われていないというケースが多くあります。

例えば、脳卒中患者さんの運動機能の評価。

日本ではBrunnstrom Stageが真っ先に評価されますが、こちらカナダ(特に東海岸?)ではChedocke-McMaster Stroke Assessmentという評価尺度が一般的です。
この評価は上下肢の運動機能評価のほかに姿勢や痛みなど多岐にわたる評価項目があります。

ただ、Chedocke-McMaster Stroke Assessmentが広く用いられるのはカナダだけのようで、世界的にはFugl-Meyerが運動機能評価としては一番ポピュラーかもしれません。ただこのどちらも原理はBrunnstrom Stageに基づいています。

Chedocke-McMaster Stroke Assessmentがカナダで広く使われているのは、おそらくこの尺度がカナダ生まれだから、ということでしょうか。。使ってみると、原理はBrunnstrom Stageを基にしているのでわかりやすいですし、もう少し項目も多いのでBrunnstrom Stageよりは情報として有益かもしれません。

運動機能だけでこれだけたくさんの評価があり、さらには基本動作(ベッド周りの動き、立ち座り、歩行など)や地域での参加など広く患者さんの状態を評価しようと思うとたくさんの評価尺度を知る必要があります。


普段行っている当たり前の評価が、病院や地域、国などが変われば違全然使われていない、ということが、けっこう頻繁にあります。





2015年12月23日水曜日

授業をデザインする

お久しぶりです。

こちらはクリスマスホリデーに入りました。
特に大学や研究室のような職場では、授業やテストが12月上旬に終わると、1人、また1人と母国に里帰りしたり南国へバカンスに行ったりで、徐々にフェードアウトしていきます。
日本のように年末の休みは皆一斉に〇〇日から!と明確な線引きはないようで、なんともぼんやりとした基準のようです。働き方がずいぶんフレキシブルです。


自分は実は先週、研究計画の発表を無事に終え、晴れてPhD candidateとなりました。これで、あとは博士論文提出に向けて研究に専念するのみです。これからの道がまたまた険しいですが、ここまでの数多くのmilestoneを超えてきたのがけっこう自信になっています。


さて、クリスマス直前でも実はまだアサイメントに追われています。
この秋学期で必修コースをすべて取り終わるのですが、最後のコースがかなり面白かったです。Teaching & Learning in Higher Education というテーマです。最後のアサイメントではコースのデザインをポートフォリオにして提出するのですが、きちんとしたコースデザインをするというのが、こんなに時間のかかる作業だとは思いませんでした。

今回、自分はBiomechanicsの授業を作っているのですが、学習目標や評価内容や授業の内容だけではなく、それらが整合性があることを常に確認しながら行わなければならないので、1回の授業をデザインするのに2時間くらいかかっています。。人に教えるって、授業だけではなくてその準備が大変なんですね。。でも、デザインをしっかりしておくと、もう準備ができているので、実際の授業では教師はかなり楽ができるようです。教師の役割についての考え方がずいぶん変わりました。

そういえば、これまで受けてきた授業(とくに日本)って、どうも教室で先生が一人語っているのみの講義が大半だった気がします。PTの分野では実技もありましたが。。。授業における学生と教師の役割は、教育学の中ではもう20年以上前から変化が求められているようでうすが、実際の教育現場ではまだまだ伝統的な形式にとどまっているケースが多い印象です。


この授業は教育学部が提供している授業なのですが、さすがは教育のプロ。すごい授業が面白かったです。こんな授業ができるようになりたいな、と思いながらアサイメントをしています。。慣れればもっと早くデザインできるようになるんでしょうか??

Biomechanicsは臨床で非常に重要な領域ですが、大学の講義では理論や計算論中心で、臨床で役立った覚えはあまりないです。。。そこで、今回自分がデザインしているコースでは理論や計算も行いつつ、臨床への応用を意識した内容にしています。
例えば、center of pressureやcenter of massの計算と並行して、それらがどのように交互作用するのか、また動作ではこれらのパラメターがどのように振る舞うのか、などを実習も交えて行います。こんな授業が受けたかった・・・と思う授業をデザインするのはなかなか楽しいもんです。

なんとかクリスマスまでに提出して、そのあとはクリスマスホリデーを楽しみたいです。。。

2015年11月20日金曜日

リハビリテーション・理学療法系の大学院に留学するということ

こんにちは。

Comprehensive Examinationをパスしてから、ようやく研究に専念できるようになってきました。
自分の在籍する博士課程では、必修科目が8科目(19単位)と、選択科目を最低2科目(6単位)以上取得する必要があります。

自分はこちらでの博士課程にすすむ理由が研究に必要な技能を習得することだったので、選択科目をさらに取り、この2年間で計33の単位を取得ました。

必修科目の内容:
Seminar in rehabilitation (セミナー)
Regression analysis (回帰分析法)
Measurement in rehabilitation (リハビリテーション評価法)
Research methodology (研究法)
Research proposal (研究計画)
Teaching and learning in higher education (高等教育での教育と学習について)

選択科目の内容:
Motor control (運動制御)
Perception and action (知覚と行動)
Fundamentals of academic writing  (学術ライティングの基礎)
Biostatictics for health professionals (医療統計)
Fundamentals of academic presentations (学術プレゼンテーションの基礎)
Pronounciation for effective communication (発音)



自分は2013年の8月にモントリオールにやってきて、9月から授業をスタートしたため、特に2013年の秋学期は環境に慣れないこと、また初めての英語での教育ということで非常に苦労したのを覚えています。コースワークがある分、費やす時間と労力は膨大ですが、今となっては、このコースワークを通して得てきた知識と技能が確実に自分の研究者としての糧になっている実感があります。これまでの中学・高校・大学学部・大学院修士での教育で今ほど成長を実感できている時期はないように思います。


現在は最後の必修科目であるTeaching and learning in higher educationを取っています。
この授業がものすごい楽しいです。授業の中で各自一つのコースデザインを完成させていくのですが、コースデザインがこんなに楽しいとは知りませんでした。先生の役割の大半はコースデザインで、あとは実際の授業は学生が主体だというのに目から鱗が落ちる思いでした。いま、自分はBiomechanics の授業をこれまでとは全く違った形態で教えるコースをデザインしています。
これまで教育論に関する授業は一つもとったことがありませんでしたが、この授業が
終わった後ももっと勉強したいと思います。

さて、自分が在籍する学科の大学院はコースワークが多いですが、これは大学によって、また国によっても大きく異なるようです。

例えば同じカナダ国内でもトロント大学などは授業のワークロードはほぼなく、


  • REH 3100H Advanced Rehabilitation Research Issues (0.5)
  • REH 3001Y Rehabilitation Presentations & Proceedings (1.0)
  • An advanced Research Methods course (0.5)
  • の3つのみが必修のようです。
    http://www.rsi.utoronto.ca/doctor-philosophy-phd

    またオーストラリアの大学院、たとえばシドニー大学などでも博士課程では授業はほぼ無いようですね。


    今後、リハビリテーション系の領域でも日本国内で理学療法士・作業療法士の資格をとった後、大学院で学位をとるため留学をする人はおそらく増えていくでしょう。しかし、海外に行って、一流の研究機関で最先端の研究をして学位を取って、自分の身になるものはおそらく論文と自分の研究プロジェクトで培った知識と技能が主だと思います。それはそれで立派な成果だと思うのですが、やはりその後、最先端の理想的な環境でない状況に置かれても自立して研究ができるだけの研究者としてのスキルがあるのか、ないのか、それが研究者として成功できるかというひとつの分かれ道な気がします。

    自分は、日本のリハビリテーション系大学院というまだまだ発展途上の環境を良くしていきたいという思いがあります。そのような環境では、世界最先端の研究を行う同僚もいなければ、資金も資源も限られています。そのようなときに必要なのは、博士課程でいかに大きなRCT(治療効果を検討する実験研究)やインパクトの強い論文を書いたか、のみではなく、研究者として周辺領域の研究者と同等の学術的なレベルで一緒に仕事ができるのかや、研究の方法論をしっかり知っているのか、また臨床や地域の現場にあるニーズに科学的にアプローチできる術かあるのか、がとても大事な気がするのです。

    留学の目的やキャリア目標にもよるのかもしれませんが、自分のように研究の基礎から学びたいという人には、ぜひ徹底的に授業も充実したプログラムをお勧めします。もちろん大学院卒業までにかかる時間と労力は膨大ですが、日本の大学院やそのほかの研究に特化した大学院プログラムと比べて得るものははるかに大きい印象です。

    結論からすると、今は自分の選んだ道が正しかった実感が少しずつわいてきて、少しずつ自信になってきた、ということです。現実には授業の準備、研究のデータ測定、プロトコール発表の準備などでてんやわんやで、まだまだ博士課程修了までの道は遠いですが。。。

    2015年10月18日日曜日

    ASNR&SfN 2015

    こんにちは。
    いま学会に参加するためにシカゴに来ています。
    今年最後の学会で、American Society for Neuro-Rehabilitation学会と、Society for Neuroscience学会 との学会のハシゴです。


    SfNは参加人数が33000人と超大規模な学会で、大規模な会場で行われます。アメリカ国内でもサンディエゴ、ワシントンDC、シカゴの3か所でしか行うことができないようで、この3か所を毎年ローテーションして行われています。


    ASNRはSfNの直前に毎年行われる神経系リハビリテーションの学会で、こちらは北米を中心にかなり有名な神経系リハビリテーションの最先端の研究がギュッと詰まった興味深い内容ばかりです。


    PhDの課程に入るまでは参加したことのある学会は日本の理学療法関係の学会ばかりでしたが、今ではもう理学療法の学会は3年間くらい参加していません。これまでの3年間で色々な学会に参加していますが、まだまだ新しい出会いがたくさんあり、とても楽しんでいます。特に自分の研究が進むにつれて、その結果をどのように解釈するのか様々な意見を聞けるのはとても助けになります。。

    ところで、シカゴのホテルはとても値段が高いです。
    これはSfNに合わせて値段が高騰しているのか、それともシカゴの地価が高いためなのかはわかりませんが、2つ星でも150ドルくらいします。まして今はカナダドル安、アメリカドル高のため宿泊費を節約するため、シカゴ郊外にある家を研究室のメンバー7人で1週間借りきっています。全て含めて4000ドルですので、かなり安いです。

    しかし、ここはアメリカ。しかもシカゴ。治安が問題です。これまで利用した7台のタクシーの運転手に聞いたところ、どうやら自分たちの宿泊している地区は治安が良くないようです。家の中はとても快適で、あくまでグループで行動している限りは危険はないのですが、近所の地区は殺伐としています。カナダとアメリカで、治安の悪いといわれる地区のレベルの差を感じています。

    2015年10月7日水曜日

    Fall 2015

    こんにちは。
    モントリオールにも短い秋がやってきました。こちらに来て3度目の秋です。

    気温も過ごしやすく、木の葉も急に色が変わってきました。
    こちらの紅葉はせいぜい1~2週間で、あっという間に色が変わって葉が落ちてしまいます。
    大学の学部のそばにある楓の木が、同じ木なのに二色に紅葉して、毎年楽しんでいます。




    短い秋が終わるともうすぐ厳しい冬到来です。
    今週末のThanks givingはNew Yorkへ2泊3日の旅行に行ってきます。

    来週は水曜からChicagoでNeurorehabilitationとNeuroscienceの学会に続けて参加してきます。これで今年の学会イベントはすべて終了になります!

    今は学会の準備と、今週末にあるSupervisory Committeeのミーティングの準備で忙しくしています。昨年の3月以来のミーティングで、だいぶ研究も進んできたため、いいプレゼンにしたいと思います。2時間のミーティングで、1時間発表、1時間の質疑・ディスカッションを予定しています。

    学会が終わったら少し時間もできるので、学会の様子などアップしたいと思います!

    2015年8月23日日曜日

    新生活スタート

    こんにちは。
    約1か月の日本帰省の後、8月21日にモントリオールに戻ってきました。
    これからは妻もモントリオールで一緒に住むことになり、今回日本を離れる時はこれまでとはまた違う心境でした。妻は日本で続けていた仕事を辞めてモントリオールに来ることになりました。またこれから適応するまで大変なこともあると思いますが、お互いに協力しながらやっていきたいと思います。

    モントリオールに戻ってからは、家の掃除、買い物、携帯の購入などなどして忙しく過ごしました。
    もっとのんびり過ごしたいのですが、妻も自分も、やりだすとつい根詰めてしまいます。

    明日は平日ですが、まだ研究室には行かずに役場でできる手続き(在留届提出、口座開設、SIN取得など)を済ませてしまおうと思います。

    今度の9月からは、週一で授業を受けて、週二でTeaching Assistantをさせてもらえることになりました。自分が担当するのは、プロフェッショナルマスター(PTのライセンス取得を目的とする修士課程)Neurological Rehabilitationの授業です。こちらの学生はかなり積極的なので、負けないように頑張りたいと思います。

    Comprehensive examも終わり、自分のPhD課程も折り返しに差し掛かったくらいまできました。まだまだ先は長いですが、地道に頑張っていきたいと思います!!