2014年2月2日日曜日

帰る場所

こちらではよく、「日本のように恵まれた国が故郷でうらやましい」と言われます。
この言葉を聞くたび、どうも後ろめたい気持ちになります。


いま自分が在籍しているプログラムのうち、約3分の1は留学生です。修士の学生を合わせると、だいたい半数は留学生になります。

ブラジル、イラン、中国、台湾、フランス、トルコ、アラブ首長国連邦、インド、ロシアなど様々な国から留学生が来ています。

これらの学生のうち、カナダへ永住することを決めている人がかなりいます。
永住するということは、祖国の親・きょうだい・親戚・友人などとも別れることになりますし、移民国家のカナダとはいえ、移民の1世は楽な生活ではありません。

みんな、祖国はもちろん恋しいのですが、一生住むとなると、安全、自由、福祉、衛生、子供の教育など様々な理由からカナダのほうが住みやすいため、苦渋の決断のようです。

移住するにあたって、カナダの大学院の課程を卒業していることや専門技能を持っていることは非常に大きな強みになるようです。

概してこのような留学生は人生賭けて進学してきていますから、必死です。
そして能力が高い人が多いです。

自分は将来は日本に帰る予定です。海外に住むとつくづく日本はいいところだと思いますし、まだまだ日本をよくしないといけないと思います。


帰る場所は違いますが、彼らに負けないように必死に勉強します!
今週もがんばるぞー

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