2014年4月17日木曜日

Critical Appraisal

こんにちは。

怒涛の冬学期も残すところあとわずかとなりました。
今週3つのプレゼンとプロジェクトを終え、明日最後のプロジェクトを提出すれば今学期の授業課題はすべて終了になります。

どうやら生き残れました。


今日は研究計画の授業でプレゼンがありました。
内容はGrant applicationを想定したもので、個々人の研究計画をお互いにCritical Appraisal(批判的検討)するものです。もし自分だったらこの研究計画に研究費を支給するか?その根拠はなにか?他人の研究計画の概要をまとめ、さらに批判的検討するというプレゼンです。

学生同士が順位づけし、それがそのまま授業の成績にも一部反映されます。

かなり実践的な授業でこれまで学んだ知識を総動員して皆必死に取り組みました。

日本とカナダの大学院を経験して感じた日本との大きな違いの一つとして、このCritical Appraisalが授業の一環に取り組まれていることと、すでに学生はこれまでの教育でかなり他人の仕事を批判的検討することに慣れていることがあります。

これまでずっと日本で教育を受けてきた自分は、批判する相手がすぐ近くにいるので、始めはかなり戸惑いました。日本だと、ついつい相手の心情を気遣ってあまり批判するということを進んでは行いませんでしたが、学問上の批判は個人的な感情は無いですし、建設的な批判の方法も学びました。

また、批判する側にも相当の知識や論理的な背景が求められます。
あまり考えずに批判すると、かえって返り討ちにあう、ということもあります。


そして、言いたいことを言って議論し尽くすと、なぜか仲間意識も強くなります。

今後も研究で行き詰まったら相談できる仲間がいるというのはとても心強いものです。



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