2015年1月23日金曜日

外国人労働者の受け入れは増えるか

こんにちは。

日本では労働人口の減少によって、人材不足が取り上げられて久しいですが、その対策の一つとして外国人労働者の受け入れがあります。

介護や建設業などの人材不足が著しい分野で、とくに外国人の受け入れを増やす方針だそうです。人材不足を外国人労働者で補うというのは、人手不足の解決策の一つとして理にかなっていると思います。

ただし、最近ニュースで見たのですが、どうやら現在の日本政府の方針としては移民の受け入れには消極的のようです。外国人労働者の受け入れ増加と、移民の受け入れが同じだと誤解をうけないようにアピールしたいとのことです。

日本にいるときにはこのようなニュースはあまり気になりませんでしたが、外国人としてカナダに住んでいる現在は、すごく違和感を覚えます。

どんな仕事であれ、日本で就職して生活するには、日本語の習得や生活習慣の適応は必ず求められます。たしか介護分野での資格試験も日本語での受験が求められていたと思います。

外国語を学んで、就職して生活する。これにはかなり大きな決断が求められ、かなりの時間、労力、努力が求められます。

それにもかかわらず、移民できないということは、生活上の保障がきわめて不安定であるということを意味します。また、長期的には日本から出て行かなくてはならないということです。

これは受け入れる側からすれば都合がいいかもしれませんが、働く側からすれば不公平に感じざるを得ないと思います。

ただ単純に移民の受け入れを増やすべきというわけではなく、人手不足を補うために外国人労働者を受け入れるのであれば、移民の受け入れや、日本で働くことのメリットを増やす工夫(海外で役立つ資格や専門知識・技術の取得など)に関する議論ももっとなされるべきでしょう。

せっかく労力を費やしても将来的なキャリアアップや生活基盤の構築につながらないのであれば、日本に来たいと思う外国人労働者はそれほど増えないと思います。


外国人労働者の受け入れがどのように推移するのか、注視したいところです。

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