こんにちは。
今日は学校の催し物でケベック伝統料理を食べてきました。
今日行った場所は、モントリオール市内から車で約1時間の場所でした。
寒暖の差が激しくなる2月から3月下旬にかけてメープルシロップの収穫時期にのみ、ケベックの伝統料理が食べられます。Sugar shackといって、収穫祭みたいなものだそうです。
今年は寒い日が続いたので、少し収穫時期が遅くなっているとか。
パンケーキ、ソーセージ、スープ、自家製パン、ハム、前菜、デザートなどなど、とにかく何にでもメープルシロップを惜しみなくたっぷりかけて、いただきました。
食後のコーヒーにもやはり砂糖代わりにメープルシロップです。
よくお土産屋さんで売っている300ml入りくらいの瓶も、6人で一食で使い切ってしまいました。
今日は天気がそんなに良くなかったですが、田園風景でとてもいい雰囲気の場所でした。
夏あたり、自転車で行ってみたいです。。
2014年3月29日土曜日
2014年3月23日日曜日
Bouldering
こんにちは。
今日は広背筋、手指屈筋群がすごい筋肉痛です。。。
昨日は壁登りをしてきました。
以前、日本で一度だけやったことがありましたが、今回の施設の方が格段に大きくてルートも色々ありました。
ボルダリング、シンプルなスポーツですが奥深いです。。
力任せにはどうにも登れません。体の構え、手足をどこに
置くか、ホールドをどうやってつかむか・・・これははまってしまいそうです。
家族連れの人もかなりいました。
カナダでも子供の運動不足は社会問題ですが、ボルダリングはかなりオススメです。
筋力、バランス、柔軟性、運動企画、ボディイメージなど、運動を構成する多くの要素が詰まっています。
割と高齢の方もいたのには驚きました。
アクティブなお年寄りはどこにもいるものです。
自分が70歳になってボルダリングができる自信はありません。
昨日は研究室の同僚に誘われて行ったのですが、彼は幼いころに骨肉種が見つかり、切断したため右足の膝から下がありません。
ボルダリングは手だけではなく足も重要な支えになります。
片足が使えなくて、ボルダリングがきるかな?と心配になりましたが、彼は左足と両手でみるみる登って行き、自分なんかよりもずっと難易度の高いルートをクリアしていました。
ボルダリングの面白いところは、自分の体にdisadvantageがあっても、自分の体の特徴を生かしてそのdisadvantageを克服する戦略が必ずあるという点です。
友人はこれまで、水泳でカナダ代表にもなったような人で、筋肉ムキムキです。また、バランス能力も非常に高いです。
片足がなくても、残された部分で補い、見事にクリアしていました。
身体的な特徴にdisadvantageがあっても、そこにとらわれることなく、残された肯定的な側面からアプローチして、運動課題を成し遂げる・・・これはリハビリと一緒だな~と感じました。
昨日行った場所。
古い倉庫を利用したジムです。写真右のタンクの中にもボルダリングができる場所があります。
Allez Up
1555 Saint-Patrick (Corner de Condé)
Montreal, Qc, Canada
H3K 2B7
(514) 989-9656
今日は広背筋、手指屈筋群がすごい筋肉痛です。。。
昨日は壁登りをしてきました。
以前、日本で一度だけやったことがありましたが、今回の施設の方が格段に大きくてルートも色々ありました。
ボルダリング、シンプルなスポーツですが奥深いです。。
力任せにはどうにも登れません。体の構え、手足をどこに
置くか、ホールドをどうやってつかむか・・・これははまってしまいそうです。
家族連れの人もかなりいました。
カナダでも子供の運動不足は社会問題ですが、ボルダリングはかなりオススメです。
筋力、バランス、柔軟性、運動企画、ボディイメージなど、運動を構成する多くの要素が詰まっています。
割と高齢の方もいたのには驚きました。
アクティブなお年寄りはどこにもいるものです。
自分が70歳になってボルダリングができる自信はありません。
昨日は研究室の同僚に誘われて行ったのですが、彼は幼いころに骨肉種が見つかり、切断したため右足の膝から下がありません。
ボルダリングは手だけではなく足も重要な支えになります。
片足が使えなくて、ボルダリングがきるかな?と心配になりましたが、彼は左足と両手でみるみる登って行き、自分なんかよりもずっと難易度の高いルートをクリアしていました。
ボルダリングの面白いところは、自分の体にdisadvantageがあっても、自分の体の特徴を生かしてそのdisadvantageを克服する戦略が必ずあるという点です。
友人はこれまで、水泳でカナダ代表にもなったような人で、筋肉ムキムキです。また、バランス能力も非常に高いです。
片足がなくても、残された部分で補い、見事にクリアしていました。
身体的な特徴にdisadvantageがあっても、そこにとらわれることなく、残された肯定的な側面からアプローチして、運動課題を成し遂げる・・・これはリハビリと一緒だな~と感じました。
昨日行った場所。
古い倉庫を利用したジムです。写真右のタンクの中にもボルダリングができる場所があります。
Allez Up
1555 Saint-Patrick (Corner de Condé)
Montreal, Qc, Canada
H3K 2B7
(514) 989-9656
2014年3月16日日曜日
Tour de l'Île de Montréal
こんにちは。
今週も雪が降りました。Snow stormがやってきて、モントリオール市内は20cmくらい積もったでしょうか。
本当にこの町に春はやってくるのか、たまに心配になります。
はやく、ウィンターブーツではない靴で身軽に歩き回りたいものです。
こんなときは夏に何をしようか、考えるのに限ります。
まず、日本に一時帰国したいと思います。タイミングはまだ未定ですが、これは絶対成し遂げたい。すべては研究の進捗状況にかかっています。
また、今年は初夏に楽しみなイベントがあります。
Tour de l'Île de Montréal
モントリオール市内を駆ける自転車のレースで、6月1日に開催されます。
25kmと50kmの部があるのですが、どちらに出ようか・・・
今まではヒルクライムばかりやっていたので、平地でのレース経験はありません。
レースというより楽しむつもりでゆっくり走るのもいいのかもしれません。
あと、もう一つ。
ハーフマラソンも出たいと思います。意外とマラソンの参加費って高いので、1つくらいしか出られなさそうです。9月にハーフマラソンがモントリオールであるので、それに出場したいと思います。
夏に向けて、今はジムのなかで地道に練習しています!
今日もジムへ行ってきました。
バイク、ウェイトトレーニング、ランニング・・・最近はビルドアップで、3000m (60sec/200m), 2000m(55sec/200m), 2000m(50sec/200m), 1000m(Free) でやってます。週二回くらいしかジムに行けないので、少しタイムの伸びが鈍くなってきました。
雪が融けたら、外も走れるのでもう少し頻繁に練習したいと思います。
今週も雪が降りました。Snow stormがやってきて、モントリオール市内は20cmくらい積もったでしょうか。
研究室の正面玄関
学校の前
本当にこの町に春はやってくるのか、たまに心配になります。
はやく、ウィンターブーツではない靴で身軽に歩き回りたいものです。
こんなときは夏に何をしようか、考えるのに限ります。
まず、日本に一時帰国したいと思います。タイミングはまだ未定ですが、これは絶対成し遂げたい。すべては研究の進捗状況にかかっています。
また、今年は初夏に楽しみなイベントがあります。
Tour de l'Île de Montréal
モントリオール市内を駆ける自転車のレースで、6月1日に開催されます。
25kmと50kmの部があるのですが、どちらに出ようか・・・
今まではヒルクライムばかりやっていたので、平地でのレース経験はありません。
レースというより楽しむつもりでゆっくり走るのもいいのかもしれません。
あと、もう一つ。
ハーフマラソンも出たいと思います。意外とマラソンの参加費って高いので、1つくらいしか出られなさそうです。9月にハーフマラソンがモントリオールであるので、それに出場したいと思います。
夏に向けて、今はジムのなかで地道に練習しています!
今日もジムへ行ってきました。
バイク、ウェイトトレーニング、ランニング・・・最近はビルドアップで、3000m (60sec/200m), 2000m(55sec/200m), 2000m(50sec/200m), 1000m(Free) でやってます。週二回くらいしかジムに行けないので、少しタイムの伸びが鈍くなってきました。
雪が融けたら、外も走れるのでもう少し頻繁に練習したいと思います。
2014年3月12日水曜日
ケベック州がカナダから独立??
こんにちは。
今日は政治のお話です。
先日、友達がふいに
「ケベックはカナダじゃなくなるかもね」
と言っていたのを聞いて衝撃を受けました。
急いで少し調べてみると、すごいことになってます。
ケベック州では4月7日に大きな選挙があります。
その中で争点となっているのが、フランス文化、言語の確保をより積極的に進めるかどうか、という点です。カナダからの独立もその文脈の中で語られています。
勉強しなきゃいけないのに、こんな興味深いニュースがあると知ったら、調べられずにはいられません・・・・
さて、ケベック州が独立した場合、懸念は山積みですが、大きく分けて次のようなものがあります。
①カナダへの出入りは自由なのか
②学校教育はどうなるのか
③医療・福祉制度はどうなるのか
④経済は大丈夫なのか、通貨はどうなるのか
⑤文化・言語の多様性は確保されるのか
ざっと思い当たるだけでもこんなにあります。
さて、では独立を支持する候補者や政党はどのような意見なのでしょうか。
①~③時間がないので省略・・・(また今度)
④経済への影響
ケベックでは、古くからフランス文化の保全に対する運動が続いています。モントリオールはかつてはカナダを支える経済都市でしたが、1970年代にはかなり激しい運動が繰り広げられたようで、多くの外国企業がケベック州から撤退するきっかけにもなったそうです。結果的に、ケベック州の経済は弱化したようです。現在はすでに歳入より歳出が上回り、カナダの他州からの支援を必要としています。
候補者たちは、いまはケベックの経済は堅調なので独立しても大丈夫、と主張しています。
しかし、通貨はカナダドルを保ち、Bank of Canada(カナダ中央銀行;日本でいえば日銀)はケベックも仲間に入れてほしい、という主張です。
本当に大丈夫か??
⑤文化・言語の多様性の確保
カナダは移民を中心とした国家です。ケベックも例外ではありません。
しかしニュースなどでは他文化に対して排他的な運動は最近、徐々にエスカレートしていると報じられています。
例えば、イスラム教徒の女性がブルカ(肌の露出を避けるスカーフ)を着用して公務に着くことが禁じられる例が出たり、宗教関連のアクセサリーは露出してはならない、というお達しが出たりしています。
これと同様のことはフランス、ベルギー、スペインなどでも起きているようです。
また、language policeといって、フランス語を主言語としてきちんと表示しているかを監視する組織もあり、レストランのメニュー、商品、標識、案内、接客などの際にフランス語が英語よりも大きく、また話しかけるときにはフランス語で話しかけているかなどを監視し、問題があれば指導し、改善されなければ罰金が科せられるようです。
フランス語が第一言語なわけですし、それには敬意を払うべきだと思います。敬意を忘れなければ、実際に暮らしてみると、そこまで窮屈で不快な思いはしません。
フランス語がペラペラではなくても、挨拶くらいはフランス語でするとか、本当にそんなもんです。
またケベック州も多くの住民が移民であり、他文化がすでに共生しているのは事実なので、実際にはうまくみんな適応していると思います。町の中には様々な宗教の教会やお寺がありますし、さまざまな身だしなみの人がいます。
むしろ適応していないのは政治家なのかもしれません・・・
また、ケベック州でもモントリオール以外の場所では事情が違うのかもしれません。
ちなみにケベック州の独立をめぐる選挙は過去にもなんどか行われましたが、毎回僅差で独立は否決されているようです。
とにかく、選挙の行方から目が離せません!
さぁ、勉強しないとまずい・・・
今日は政治のお話です。
先日、友達がふいに
「ケベックはカナダじゃなくなるかもね」
と言っていたのを聞いて衝撃を受けました。
急いで少し調べてみると、すごいことになってます。
ケベック州では4月7日に大きな選挙があります。
その中で争点となっているのが、フランス文化、言語の確保をより積極的に進めるかどうか、という点です。カナダからの独立もその文脈の中で語られています。
勉強しなきゃいけないのに、こんな興味深いニュースがあると知ったら、調べられずにはいられません・・・・
さて、ケベック州が独立した場合、懸念は山積みですが、大きく分けて次のようなものがあります。
①カナダへの出入りは自由なのか
②学校教育はどうなるのか
③医療・福祉制度はどうなるのか
④経済は大丈夫なのか、通貨はどうなるのか
⑤文化・言語の多様性は確保されるのか
ざっと思い当たるだけでもこんなにあります。
さて、では独立を支持する候補者や政党はどのような意見なのでしょうか。
①~③時間がないので省略・・・(また今度)
④経済への影響
ケベックでは、古くからフランス文化の保全に対する運動が続いています。モントリオールはかつてはカナダを支える経済都市でしたが、1970年代にはかなり激しい運動が繰り広げられたようで、多くの外国企業がケベック州から撤退するきっかけにもなったそうです。結果的に、ケベック州の経済は弱化したようです。現在はすでに歳入より歳出が上回り、カナダの他州からの支援を必要としています。
候補者たちは、いまはケベックの経済は堅調なので独立しても大丈夫、と主張しています。
しかし、通貨はカナダドルを保ち、Bank of Canada(カナダ中央銀行;日本でいえば日銀)はケベックも仲間に入れてほしい、という主張です。
本当に大丈夫か??
⑤文化・言語の多様性の確保
カナダは移民を中心とした国家です。ケベックも例外ではありません。
しかしニュースなどでは他文化に対して排他的な運動は最近、徐々にエスカレートしていると報じられています。
例えば、イスラム教徒の女性がブルカ(肌の露出を避けるスカーフ)を着用して公務に着くことが禁じられる例が出たり、宗教関連のアクセサリーは露出してはならない、というお達しが出たりしています。
これと同様のことはフランス、ベルギー、スペインなどでも起きているようです。
また、language policeといって、フランス語を主言語としてきちんと表示しているかを監視する組織もあり、レストランのメニュー、商品、標識、案内、接客などの際にフランス語が英語よりも大きく、また話しかけるときにはフランス語で話しかけているかなどを監視し、問題があれば指導し、改善されなければ罰金が科せられるようです。
フランス語が第一言語なわけですし、それには敬意を払うべきだと思います。敬意を忘れなければ、実際に暮らしてみると、そこまで窮屈で不快な思いはしません。
フランス語がペラペラではなくても、挨拶くらいはフランス語でするとか、本当にそんなもんです。
またケベック州も多くの住民が移民であり、他文化がすでに共生しているのは事実なので、実際にはうまくみんな適応していると思います。町の中には様々な宗教の教会やお寺がありますし、さまざまな身だしなみの人がいます。
むしろ適応していないのは政治家なのかもしれません・・・
また、ケベック州でもモントリオール以外の場所では事情が違うのかもしれません。
ちなみにケベック州の独立をめぐる選挙は過去にもなんどか行われましたが、毎回僅差で独立は否決されているようです。
とにかく、選挙の行方から目が離せません!
さぁ、勉強しないとまずい・・・
2014年3月9日日曜日
便利な解析ソフト紹介
こんにちは。
たまには大学院生らしい情報を共有したいと思います。
日本で学生をしているときには、統計解析といえばSPSS、生体信号(筋電図、動作解析装置、フォースプレート)の解析ならそれぞれの付属ソフトやエクセル上で解析を行っていました。
まずこちらに来て、みなMatlabを使っていることに驚きました。
恥ずかしい話ですが、昨年9月時点では
「Matlabってなに?」
という状態からのスタートでした。
これまでの人生でプログラミングも全くの未経験でした。
Matlabは、数値解析ソフトです。
写真や動画、音声から生体信号などの解析、統計解析もたいてい行えるという大変な優れものです。学生版なら$100くらいで購入可能です(学生のみ)。
プログラミングもそれほど複雑ではないので、プログラミング未経験の自分でも最低限のことはできるようになりました。それに何より、分からないことがあってもネット上で探せばたいてい解決策が見つけられる世の中です。
しかし学生版の欠点はライセンスが複数のPCで通用しないこと。
つまり、ダウンロードしたPC以外ではライセンスが使えないので、新しく買い替えを考えている時期にはダウンロードするのはもったいないんです。
そこで、Octaveというフリーの数値解析ソフトがあります。
ほぼMatlabと同じプログラミング言語ですので、Matlabと同じscriptで共有できる優れものです。家でoctaveでscriptを作成し、研究室や学校のPCでMatlabで確認する、という方法ができるので助かっています。
OctaveにはいくつかGUI(アイコンなど操作しやすいインターフェイス)があります。自分はQTというのを使っています。OctaveはもともとLinuxユーザー用に作られたので、Windowsでは最新のバージョンは使えませんが、今のところは問題なく使えています。
また、さらに助かるのはフリーの統計ソフトの存在です。
フリー統計ソフトの覇者は「R」です。
理学療法研究の中ではまだまだSPSSの独壇場ですが、Rの存在も徐々に浸透しています。
SPSSのライセンスは数十万円ですので、フリーソフトの威力は絶大です。
Rの信頼性はかなりのもので、カナダの気象庁などもRを使っているみたいです。
現に、こちらの統計の授業ではすべてRを使って宿題などが出されています。
Rの弱点は、いちいちpackageをインストールしなければいけないこと。基本的な解析はもともとのソフトに含まれているためpackageのインストールは不要ですが、少し複雑な統計解析などが必要になると、どのpackageをインストールすべきか調べる手間があります。
ただ、やはりこれもインターネットを使えばかなり簡単にわかるので、あまり問題には思えません。
これまで自分はプログラミング経験皆無だったため、Rの画面を見たとたんにアレルギー反応がでていました。しかし、やはりRにもGUIが多く存在します。自分はR studioというのを使っていますが、R commanderというのを使えばプログラミングが不要だとも聞いたことがあります。なによりも、プログラミングとか言ってもやってる内容は非常にシンプルなので、地道に継続すればだれでも最低限のレベルはマスターできます!もちろん上を目指せばプログラミングもすごい領域みたいですが、自分は最低限できればいいかな、という感じです。
データの解析は知りたいことを数値化する手段でしかありませんが、手段がたくさんあると行える研究の幅もぐっと広がります。これらのソフトの強みは、さまざまなデータを解析することができる柔軟性にあります。一つ一つの装置ごとに付属のソフトを使うよりもはるかに効率が良いですし、なによりも自分で解析のプログラムを作るため、解析の過程がしっかりと理解できます。
インターネットやパソコンの普及で知識はどんどん無料で、しかもボタン一つで簡単に共有される時代になってきているんだと実感しました。手にした情報の背景が分からないでも簡単に情報が手に入ります。これは研究分野にも言えることです。
ボタンをポチッと押せばあとはコンピュータが結果を出してくれて、実際なにをしているんだかわからないだなんて、研究の魅力がありません。致命的な間違いを犯すリスクも高いです。
複雑な解析ができることがすごいのではなくて、その背景がしっかりしていれば、単純な解析でも、高度なプログラムに頼らず手で一つ一つ行う解析でも、立派な研究ができます。
情報に対する確かな基盤があれば、判断も間違えないはず。あふれる情報に翻弄されるのも、うまく利用するのも個人次第です。
やっぱり基礎が大事なんだとフリーソフトを通じで実感しました。
たまには大学院生らしい情報を共有したいと思います。
日本で学生をしているときには、統計解析といえばSPSS、生体信号(筋電図、動作解析装置、フォースプレート)の解析ならそれぞれの付属ソフトやエクセル上で解析を行っていました。
まずこちらに来て、みなMatlabを使っていることに驚きました。
恥ずかしい話ですが、昨年9月時点では
「Matlabってなに?」
という状態からのスタートでした。
これまでの人生でプログラミングも全くの未経験でした。
Matlabは、数値解析ソフトです。
写真や動画、音声から生体信号などの解析、統計解析もたいてい行えるという大変な優れものです。学生版なら$100くらいで購入可能です(学生のみ)。
プログラミングもそれほど複雑ではないので、プログラミング未経験の自分でも最低限のことはできるようになりました。それに何より、分からないことがあってもネット上で探せばたいてい解決策が見つけられる世の中です。
しかし学生版の欠点はライセンスが複数のPCで通用しないこと。
つまり、ダウンロードしたPC以外ではライセンスが使えないので、新しく買い替えを考えている時期にはダウンロードするのはもったいないんです。
そこで、Octaveというフリーの数値解析ソフトがあります。
ほぼMatlabと同じプログラミング言語ですので、Matlabと同じscriptで共有できる優れものです。家でoctaveでscriptを作成し、研究室や学校のPCでMatlabで確認する、という方法ができるので助かっています。
OctaveにはいくつかGUI(アイコンなど操作しやすいインターフェイス)があります。自分はQTというのを使っています。OctaveはもともとLinuxユーザー用に作られたので、Windowsでは最新のバージョンは使えませんが、今のところは問題なく使えています。
また、さらに助かるのはフリーの統計ソフトの存在です。
フリー統計ソフトの覇者は「R」です。
SPSSのライセンスは数十万円ですので、フリーソフトの威力は絶大です。
Rの信頼性はかなりのもので、カナダの気象庁などもRを使っているみたいです。
現に、こちらの統計の授業ではすべてRを使って宿題などが出されています。
Rの弱点は、いちいちpackageをインストールしなければいけないこと。基本的な解析はもともとのソフトに含まれているためpackageのインストールは不要ですが、少し複雑な統計解析などが必要になると、どのpackageをインストールすべきか調べる手間があります。
ただ、やはりこれもインターネットを使えばかなり簡単にわかるので、あまり問題には思えません。
これまで自分はプログラミング経験皆無だったため、Rの画面を見たとたんにアレルギー反応がでていました。しかし、やはりRにもGUIが多く存在します。自分はR studioというのを使っていますが、R commanderというのを使えばプログラミングが不要だとも聞いたことがあります。なによりも、プログラミングとか言ってもやってる内容は非常にシンプルなので、地道に継続すればだれでも最低限のレベルはマスターできます!もちろん上を目指せばプログラミングもすごい領域みたいですが、自分は最低限できればいいかな、という感じです。
データの解析は知りたいことを数値化する手段でしかありませんが、手段がたくさんあると行える研究の幅もぐっと広がります。これらのソフトの強みは、さまざまなデータを解析することができる柔軟性にあります。一つ一つの装置ごとに付属のソフトを使うよりもはるかに効率が良いですし、なによりも自分で解析のプログラムを作るため、解析の過程がしっかりと理解できます。
インターネットやパソコンの普及で知識はどんどん無料で、しかもボタン一つで簡単に共有される時代になってきているんだと実感しました。手にした情報の背景が分からないでも簡単に情報が手に入ります。これは研究分野にも言えることです。
ボタンをポチッと押せばあとはコンピュータが結果を出してくれて、実際なにをしているんだかわからないだなんて、研究の魅力がありません。致命的な間違いを犯すリスクも高いです。
複雑な解析ができることがすごいのではなくて、その背景がしっかりしていれば、単純な解析でも、高度なプログラムに頼らず手で一つ一つ行う解析でも、立派な研究ができます。
情報に対する確かな基盤があれば、判断も間違えないはず。あふれる情報に翻弄されるのも、うまく利用するのも個人次第です。
やっぱり基礎が大事なんだとフリーソフトを通じで実感しました。
2014年3月8日土曜日
豚の角煮
こんにちは。
昨日は帰宅後、豚の角煮を作ってみました。
最近はあまり料理ができていませんでしたが、週末だけはゆっくり料理ができるので煮込み料理です。
豚の角煮、意外と簡単です。
圧力鍋が無いため、時間はかかりますが作業はシンプルでした。
帰宅時間が22時だったため、結果、深夜2時までかかりました。
煮込み料理は料理中に勉強できるからいいです。
ついでに人参と玉子もいっしょに煮込みました。
味噌汁と五目炊きこみご飯といっしょに。
和食がすごく恋しいわけではありませんが、やはり作ってみるとおいしいですね。
材料もけっこう簡単に手に入るので、便利な世の中です。
モントリオールは今日は暖かく、2℃くらいまで気温が上がりました。
気づけば明日からサマータイムに戻ります。
もう春です。もっと暖かくなれー!!
今日もジムで1時間じっくり走ってきましたが、道から雪が無くなれば外を走りたいと思います!
冬場のトレーニングのおかげで去年よりもパワーアップしていると思うので、楽しみです。
昨日は帰宅後、豚の角煮を作ってみました。
最近はあまり料理ができていませんでしたが、週末だけはゆっくり料理ができるので煮込み料理です。
豚の角煮、意外と簡単です。
圧力鍋が無いため、時間はかかりますが作業はシンプルでした。
帰宅時間が22時だったため、結果、深夜2時までかかりました。
煮込み料理は料理中に勉強できるからいいです。
ついでに人参と玉子もいっしょに煮込みました。
味噌汁と五目炊きこみご飯といっしょに。
和食がすごく恋しいわけではありませんが、やはり作ってみるとおいしいですね。
材料もけっこう簡単に手に入るので、便利な世の中です。
モントリオールは今日は暖かく、2℃くらいまで気温が上がりました。
気づけば明日からサマータイムに戻ります。
もう春です。もっと暖かくなれー!!
今日もジムで1時間じっくり走ってきましたが、道から雪が無くなれば外を走りたいと思います!
冬場のトレーニングのおかげで去年よりもパワーアップしていると思うので、楽しみです。
2014年3月3日月曜日
冬のJean Talon
こんにちは。
今週はReading Week といって、授業がお休みです。
実際には多くの友達は旅行に行っています。
モントリオールは今日もマイナス15℃くらいでしたので、カリフォルニアなど、暖かさを求めて南下する人が多いかもしれません。
自分は授業がないに日は研究室にいる、というだけなので、Reading Weekの恩恵は関係ありません。むしろ宿題がいつもより多くて困るくらいです。
今日は研究室からの帰りにJean Talonに行ってきました。
少し時間があったので、マーケットの方にも行ってみました。
やはり夏ほどは活気がありませんが、屋内で買い物ができました。
でも、鮮度といい価格といい、この時期はJean Talon駅のそばのお店で十分事足りるかな・・・という感じです。それでも、冬のケベックではまず採れないであろう種類の野菜や果物がたくさんあります。どこから集まってくるのかという品揃え。さすがです。
もっと暖かくなって活気が出てくれば、マーケットは絶対におすすめです♪
たっぷりの野菜と豚肉を炒めて、中華あんかけにしました~
これで多分$2くらいだから安い!
今週はReading Week といって、授業がお休みです。
実際には多くの友達は旅行に行っています。
モントリオールは今日もマイナス15℃くらいでしたので、カリフォルニアなど、暖かさを求めて南下する人が多いかもしれません。
自分は授業がないに日は研究室にいる、というだけなので、Reading Weekの恩恵は関係ありません。むしろ宿題がいつもより多くて困るくらいです。
今日は研究室からの帰りにJean Talonに行ってきました。
少し時間があったので、マーケットの方にも行ってみました。
やはり夏ほどは活気がありませんが、屋内で買い物ができました。
でも、鮮度といい価格といい、この時期はJean Talon駅のそばのお店で十分事足りるかな・・・という感じです。それでも、冬のケベックではまず採れないであろう種類の野菜や果物がたくさんあります。どこから集まってくるのかという品揃え。さすがです。
もっと暖かくなって活気が出てくれば、マーケットは絶対におすすめです♪
たっぷりの野菜と豚肉を炒めて、中華あんかけにしました~
これで多分$2くらいだから安い!
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