こんにちは。
今日は研究所内の他の研究室の学生の研究の実験台になってきました。
測定項目の中に最大酸素摂取量のがあり、学部生時代以来久しぶりに測定してきました。
最大酸素摂取量は、運動持久力の客観的な、ゴールドスタンダードな測定方法です。
今回は自転車エルゴメーターを使用して、段階的に負荷を挙げていき、酸素の取り込み量と二酸化炭素排出量の比率を測定します。
この測定からは様々な情報が手に入りとても有益なテストですが、欠点としてとってもきつい点があります。とにかく限界まで追い込み、酸素摂取量が変化しなくなる点に達するまで負荷を上げ続けるので、必ず限界まできつくなる、というある意味では拷問のようなテストです。
運動で自分を追い込むことに慣れている人にとっては、それほど苦痛ではありませんが、疾患があり疲労しやすい人、運動習慣がない人にとってはかなりシビアなテストです。。
上記のような人はとくに、専門家の安全管理のもと行う必要があります。
今日の結果は、55.6mL/kg・分で、その時の脈拍数は186回/分でした。
前はもう少し脈拍が190台まで追い込めたのですが、最大心拍数は年齢に反比例するので若干年齢の影響があるのかもしれません。あとはやはり運動の頻度・強度が以前に比べて低いのも影響があるか。
このデータから、マラソンなど他種目でどれくらいのパフォーマンスになるかも予測できるようです。
http://www.hanafusa.org/Marathon/MarathonEndurance4.htm
こちらのサイトによると、自分はフルマラソンを3時間15分で走れるそうです!本当かい??
もちろん回帰分析による予測ですから誤差もあるでしょう。
でも、ハーフマラソンはこれまで最高が1時間37分で、今回の予想が1時間33分47秒ですから、なかなか予測精度が高いといえるかもしれません。
今回の実験はきつかったですが、今後のトレーニングのいい指標になりそうです!
ちなみに、昨年にジムで気絶しそうになって以来、久しぶりに今日も気絶しそうになりました。
どうやら自転車エルゴメーターで追い込みすぎると低血圧になりやすいようです。
走るときは全くならないので、全身運動ではないときに限界まで追い込むとよくないのかもしれません。。
今回はもう慣れたもので、ベッドで10分ほど休んで、なんとか歩いて自分の研究室まで戻り、60分後くらいには元気になりました。
2015年1月15日木曜日
2015年1月11日日曜日
やっと時差ボケ治る
こんにちは。
モントリオールに戻って1週間。ようやく時差ボケが治りました。
いつもは数日で良くなるのに、今回はなぜか時間がかかりました。
普段は寝つきもよく、熟睡しているので睡眠で悩むことはないのですが、時差ボケの間は睡眠で悩んでいる人の気持ちがよくわかります。大変ですよね。。日中は眠たくなるし。
そんな時差ボケですが、やはり運動で克服しました。
水曜日は朝4:30に目が覚めてしまってもう眠れなかったのですが、朝研究室に行く前にジムで2時間体を動かしてから行きました。
大学のジムは平日は朝6:30から開いています。
驚いたのは、意外と人が多いこと。朝7:30くらいになると、屋内トラックはランニングクラブの人たちでごったがえしていました。
やはりモントリオールの人々は運動大好きなようです。
モントリオールに戻ってから日用品の買い物をする時間がなかったので、この週末で家の掃除と買い出しとやってきました。
そして今、研究の倫理審査会用の書類一式を作成し終えて、先生に送りました。
どうせこの後はまた先生から赤字だらけの修正が戻ってくることは分かっているのですが、やはり先生に送った瞬間は、すごい達成感です。うちのボスはとても仕事が早く週末だろうと働くので、今日か、遅くても明日にはフィードバックが返ってくると思います。博士課程の学生を6人抱えてこの仕事の速さはもう尋常ではありません。先日も、「私は飛行機にいるとき以外はいつでもavailableだから、この図の作成が終わったら送ってちょうだい」と言っていました。でも最近は飛行機でもインターネットサービスがあるらしい・・・というのは自分の心の中で留めておきました。きっと実際には飛行機でも仕事しているに違いないです。
ボスの仕事が早いと、その下で働く身としてはやはり仕事を早く、効率的にしなければいけないなと感じさせられます。
モントリオールに戻って1週間。ようやく時差ボケが治りました。
いつもは数日で良くなるのに、今回はなぜか時間がかかりました。
普段は寝つきもよく、熟睡しているので睡眠で悩むことはないのですが、時差ボケの間は睡眠で悩んでいる人の気持ちがよくわかります。大変ですよね。。日中は眠たくなるし。
そんな時差ボケですが、やはり運動で克服しました。
水曜日は朝4:30に目が覚めてしまってもう眠れなかったのですが、朝研究室に行く前にジムで2時間体を動かしてから行きました。
大学のジムは平日は朝6:30から開いています。
驚いたのは、意外と人が多いこと。朝7:30くらいになると、屋内トラックはランニングクラブの人たちでごったがえしていました。
やはりモントリオールの人々は運動大好きなようです。
モントリオールに戻ってから日用品の買い物をする時間がなかったので、この週末で家の掃除と買い出しとやってきました。
そして今、研究の倫理審査会用の書類一式を作成し終えて、先生に送りました。
どうせこの後はまた先生から赤字だらけの修正が戻ってくることは分かっているのですが、やはり先生に送った瞬間は、すごい達成感です。うちのボスはとても仕事が早く週末だろうと働くので、今日か、遅くても明日にはフィードバックが返ってくると思います。博士課程の学生を6人抱えてこの仕事の速さはもう尋常ではありません。先日も、「私は飛行機にいるとき以外はいつでもavailableだから、この図の作成が終わったら送ってちょうだい」と言っていました。でも最近は飛行機でもインターネットサービスがあるらしい・・・というのは自分の心の中で留めておきました。きっと実際には飛行機でも仕事しているに違いないです。
ボスの仕事が早いと、その下で働く身としてはやはり仕事を早く、効率的にしなければいけないなと感じさせられます。
2015年1月6日火曜日
冬のモントリオールサバイバル術 ~冬の街歩き編~
こんにちは。
冬のモントリオールは雪に閉ざされます。
今年は年末年始には+6℃くらいにまで気温が上がり、1月3日にまとまった雪が降り、1月4日には再び+6℃くらいに気温が上がり、1月5日・6日に-15℃以下と、ジェットコースターのごとく気温が変動しています。ちなみに明日、1月7日は-27℃の予報です。
こうなると、積もった雪が暖かさで溶け、溶けきる前に再び寒さで凍る・・・ということが起きます。すると、路面はスケートリンクのごとく滑ります。普段は歩道には雪が残っていても、塩化カルシウムや砂が撒いてるためそれほど滑りませんが、暖かさで雪が溶ける際に一緒に流れてしまうようです。
特に大学のキャンパスはMt.Royalの斜面に位置しているため、坂ばかりで、危険です。しかし学生なので学校にどうしても行かなくてはならないので、いかに転ばずに歩くかが重要です。
今年で2回目の冬ということもあり、なんとなくコツがわかってきました。
ポイントは①歩き方、②歩く場所、の2つです。
1.歩き方を変える
歩く際に最も転倒の危険があるのは、踵接地の瞬間です。
下の図でいうと一番左と真ん中、さらに一番右の瞬間です。
この踵接地の際に、体の重心と足の接地面との距離が最大となり、体にかかるmoment(回転力)が大きくなり、さらにshear force (剪断力)が最もかかります。普段、地面と足との間に摩擦がしっかりと効く際には、この剪断力が体に跳ね返ってきますが、氷の上などを歩く際には跳ね返らず、そのまま足が前に滑っていってしまいます。
歩き方のポイントは、この踵接地をいかに滑りにくくするかにかかっています。
①歩幅を小さくする:踵接地の際の体の重心と足との距離を小さくすることで、回転力を小さくすることができます。
②足裏全体での接地を心がける:踵接地は、通常の路面ではエネルギー効率を高めますが、剪断力がかかるため、多少エネルギー効率が悪くても、剪断力を減らすために足裏全体での接地を心がけると良いと思います。足裏全体での接地を心がけると、接地時の足の上に重心が近づきやすいと思います。
しかし、いくら気を付けて歩行の仕方を変えても、限界はあります。
このような道、どうやって下りましょうか。。絶望的に見えるかもしれませんが、ここを通らないと家に帰れません。
2.歩く場所を工夫する
よく見ると道の右わきには除雪車のキャタピュラの跡が・・・
概して、道の脇は滑りにくいことが多いです。このキャタピュラの跡は凍っていますが、少しギザギザが残っているため、靴裏に引っ掛かり、摩擦がありました。
道の左脇には、ふかふかの雪の塊が・・・。すでに強者が歩いた跡があります。エネルギー効率を捨て、安全優先で行ったのでしょう。これもありかもしれません。
これは別の道ですが、歩道よりも車道の方がしっかり除雪してあるため、車の通りが少ない道路では車道を歩くのが最も安全かもしれません。くれぐれも車には注意が必要ですが。
あとはバスや地下鉄、友人の車を使いこなして、「なるべく歩かない」という手もあります。
気を付けて歩いて、モントリオールの冬を生き残りたいと思います。
冬のモントリオールは雪に閉ざされます。
今年は年末年始には+6℃くらいにまで気温が上がり、1月3日にまとまった雪が降り、1月4日には再び+6℃くらいに気温が上がり、1月5日・6日に-15℃以下と、ジェットコースターのごとく気温が変動しています。ちなみに明日、1月7日は-27℃の予報です。
こうなると、積もった雪が暖かさで溶け、溶けきる前に再び寒さで凍る・・・ということが起きます。すると、路面はスケートリンクのごとく滑ります。普段は歩道には雪が残っていても、塩化カルシウムや砂が撒いてるためそれほど滑りませんが、暖かさで雪が溶ける際に一緒に流れてしまうようです。
特に大学のキャンパスはMt.Royalの斜面に位置しているため、坂ばかりで、危険です。しかし学生なので学校にどうしても行かなくてはならないので、いかに転ばずに歩くかが重要です。
今年で2回目の冬ということもあり、なんとなくコツがわかってきました。
ポイントは①歩き方、②歩く場所、の2つです。
1.歩き方を変える
歩く際に最も転倒の危険があるのは、踵接地の瞬間です。
下の図でいうと一番左と真ん中、さらに一番右の瞬間です。
この踵接地の際に、体の重心と足の接地面との距離が最大となり、体にかかるmoment(回転力)が大きくなり、さらにshear force (剪断力)が最もかかります。普段、地面と足との間に摩擦がしっかりと効く際には、この剪断力が体に跳ね返ってきますが、氷の上などを歩く際には跳ね返らず、そのまま足が前に滑っていってしまいます。
歩き方のポイントは、この踵接地をいかに滑りにくくするかにかかっています。
①歩幅を小さくする:踵接地の際の体の重心と足との距離を小さくすることで、回転力を小さくすることができます。
②足裏全体での接地を心がける:踵接地は、通常の路面ではエネルギー効率を高めますが、剪断力がかかるため、多少エネルギー効率が悪くても、剪断力を減らすために足裏全体での接地を心がけると良いと思います。足裏全体での接地を心がけると、接地時の足の上に重心が近づきやすいと思います。
しかし、いくら気を付けて歩行の仕方を変えても、限界はあります。
このような道、どうやって下りましょうか。。絶望的に見えるかもしれませんが、ここを通らないと家に帰れません。
2.歩く場所を工夫する
よく見ると道の右わきには除雪車のキャタピュラの跡が・・・
概して、道の脇は滑りにくいことが多いです。このキャタピュラの跡は凍っていますが、少しギザギザが残っているため、靴裏に引っ掛かり、摩擦がありました。
道の左脇には、ふかふかの雪の塊が・・・。すでに強者が歩いた跡があります。エネルギー効率を捨て、安全優先で行ったのでしょう。これもありかもしれません。
これは別の道ですが、歩道よりも車道の方がしっかり除雪してあるため、車の通りが少ない道路では車道を歩くのが最も安全かもしれません。くれぐれも車には注意が必要ですが。
あとはバスや地下鉄、友人の車を使いこなして、「なるべく歩かない」という手もあります。
気を付けて歩いて、モントリオールの冬を生き残りたいと思います。
2015年1月4日日曜日
2015年スタート
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
細々とやっている当ブログですが、日本で心配してくれている家族や友人への報告に加えて、過去にこんなことがあったと自分自身で振り返るいい機会にもなっています。週1回くらいのペースを守りつつ今後も少しずつ更新していければと思っています。
昨年12月19日に日本へ一時帰国し、昨日1月3日にモントリオールに戻ってきました。
帰国中はだいたい実家にいて、家族とのんびりした年末年始を過ごしました。
クリスマスに妻と山中湖に行ってきました。富士山は実家の神奈川からも見えますが、やはり山中湖くらい近くなると圧巻です。ダイヤモンド富士ばっちりです。
家族も元気でやっています。妻も大変ですが仕事を頑張っているので、自分も励まされます。お互いにそれぞれの環境で成長して、充実した20代終盤にしたいと思います。これも周囲のサポートがあってこそできること。本当に感謝です。
今回の帰省のお土産はこんな感じです。写真に撮り忘れたので、リストアップしてみました。
・日本酒(出羽桜)
・ノートPC(dynabook KIRA V634)
・外付けHDD (BUFFALO 2TB)
・キーボード&マウス
・外付けSSD (Transcend 255GB)
・カレールー
・だし昆布
・Kitkat
・ちらし寿司の素
・釜飯の素
・温麺
・かぼす・すだちエキス
・ワンカップ酒(八海山)
・おろし生しょうが
・しょうが湯
・湯たんぽ
品目数は多いですが、PC周辺器具を除けば小物が多かったです。
どれもモントリオールでの生活にはどうしても欲しくて、でも手に入りづらいものばかりです。
PCはずっと欲しかったSSD搭載のdynabookを買いました!色々調べて、最近のノートPCの進歩に驚きました。
結果的には、
・自分は移動が多い→小型・薄型・軽量
・ラボでは電源がないこともある→バッテリー充電はなるべく長時間
・読書はタブレット端末ですることが多い
この使い方では、dynabookのKIRAシリーズがベストでした。
小型による使いづらさは自宅ではPCモニターに接続し、またキーボードを新調しました。
また内臓メモリの小ささ(256GB)は外づけHDDで補うことにしました。
今後はデータ測定、論文執筆など重要なデータがたくさん出来てくるので、バックアップを安全に行う意味でHDDとSSD両方を併用することにしました。
明日から研究室通いが再開します。いつも休み明けの初日はけっこう緊張します。
皆様もお体に気を付けて、良い一年をお過ごしください!
Yosukeも今年も頑張ります。
細々とやっている当ブログですが、日本で心配してくれている家族や友人への報告に加えて、過去にこんなことがあったと自分自身で振り返るいい機会にもなっています。週1回くらいのペースを守りつつ今後も少しずつ更新していければと思っています。
昨年12月19日に日本へ一時帰国し、昨日1月3日にモントリオールに戻ってきました。
帰国中はだいたい実家にいて、家族とのんびりした年末年始を過ごしました。
クリスマスに妻と山中湖に行ってきました。富士山は実家の神奈川からも見えますが、やはり山中湖くらい近くなると圧巻です。ダイヤモンド富士ばっちりです。
家族も元気でやっています。妻も大変ですが仕事を頑張っているので、自分も励まされます。お互いにそれぞれの環境で成長して、充実した20代終盤にしたいと思います。これも周囲のサポートがあってこそできること。本当に感謝です。
今回の帰省のお土産はこんな感じです。写真に撮り忘れたので、リストアップしてみました。
・日本酒(出羽桜)
・ノートPC(dynabook KIRA V634)
・外付けHDD (BUFFALO 2TB)
・キーボード&マウス
・外付けSSD (Transcend 255GB)
・カレールー
・だし昆布
・Kitkat
・ちらし寿司の素
・釜飯の素
・温麺
・かぼす・すだちエキス
・ワンカップ酒(八海山)
・おろし生しょうが
・しょうが湯
・湯たんぽ
品目数は多いですが、PC周辺器具を除けば小物が多かったです。
どれもモントリオールでの生活にはどうしても欲しくて、でも手に入りづらいものばかりです。
PCはずっと欲しかったSSD搭載のdynabookを買いました!色々調べて、最近のノートPCの進歩に驚きました。
結果的には、
・自分は移動が多い→小型・薄型・軽量
・ラボでは電源がないこともある→バッテリー充電はなるべく長時間
・読書はタブレット端末ですることが多い
この使い方では、dynabookのKIRAシリーズがベストでした。
小型による使いづらさは自宅ではPCモニターに接続し、またキーボードを新調しました。
また内臓メモリの小ささ(256GB)は外づけHDDで補うことにしました。
今後はデータ測定、論文執筆など重要なデータがたくさん出来てくるので、バックアップを安全に行う意味でHDDとSSD両方を併用することにしました。
明日から研究室通いが再開します。いつも休み明けの初日はけっこう緊張します。
皆様もお体に気を付けて、良い一年をお過ごしください!
Yosukeも今年も頑張ります。
2014年12月13日土曜日
OSCE (Objective Structured Clinical Examination)
こんにちは。
今日はこの先数年の日本の運命をかけた大切な一日ですね。
日本はこの先どこへ向かうのでしょうか。
さて今日は学部生のneuro-rehabilitationの授業の実技試験の採点をしてきました。
カナダで理学療法士(Physiotherapist; PT)のライセンスを大学で取得する場合、学士(Undergraduate)+修士(Professional master)を修了する必要があります。学部生からPT学科にすでに在籍する場合、成績さえよければそのまま修士に上がることになります。
また学士を他学部や他大学で終了した場合、Professional masterへと編入することができます。
その場合、不足している科目を1年かけて補う(Qualifying year)ことになります。
今日のテストはUndergraduateの3年生とQualifying yearの学生でした。
普段は採点はTeaching Assistantが行うのですが、今回はお願いしてTAをしていない自分も混ぜてもらえました。
OSCEは臨床場面のシュミレーションで、定められた時間内に評価と治療計画を立てるというものでした。自分の担当したステーションは脊髄損傷の重症度評価(ASIA)の実施とそれに基づく治療計画立案が課題でした。
プロの役者さんが患者役です。そして、評価者と実施者はマジックミラー越しに区切られています。
プロの役者さんはさすがで、かなりリアルに演技していました。話によるとOSCEの稼ぎだけで飯を食べている役者さんもいるとか。どうしたらそんなことが可能なんだろう??
OSCEは日本の大学学部に在籍している際にすでに経験していましたが、こちらの方がよりシステマティックな印象です。人手があるからでしょう。お金かけているなーという印象です。
学生のレベルは・・・もしかすると日本の自分のいた大学の方が上かも??
特に目についたのは時間管理、姿勢変換、ハンドリングの雑さです。もっと効率よくできるのに、練習ではもっと上手くできていたのに・・と周りの評価者も頭を抱えていました。
うまくできていないのは学生も自覚できていたようで、部屋を出ていく際にはほとんどの学生がうなだれていました。。
こうやって失敗経験から学ぶのは国境を越えて同じです。
まだTAはやっていませんが、教育もとても興味があるので来年はやりたいと思います。
今日はこの先数年の日本の運命をかけた大切な一日ですね。
日本はこの先どこへ向かうのでしょうか。
さて今日は学部生のneuro-rehabilitationの授業の実技試験の採点をしてきました。
カナダで理学療法士(Physiotherapist; PT)のライセンスを大学で取得する場合、学士(Undergraduate)+修士(Professional master)を修了する必要があります。学部生からPT学科にすでに在籍する場合、成績さえよければそのまま修士に上がることになります。
また学士を他学部や他大学で終了した場合、Professional masterへと編入することができます。
その場合、不足している科目を1年かけて補う(Qualifying year)ことになります。
今日のテストはUndergraduateの3年生とQualifying yearの学生でした。
普段は採点はTeaching Assistantが行うのですが、今回はお願いしてTAをしていない自分も混ぜてもらえました。
OSCEは臨床場面のシュミレーションで、定められた時間内に評価と治療計画を立てるというものでした。自分の担当したステーションは脊髄損傷の重症度評価(ASIA)の実施とそれに基づく治療計画立案が課題でした。
プロの役者さんが患者役です。そして、評価者と実施者はマジックミラー越しに区切られています。
このSimulation CentreはPT学科以外にも看護、医学科なども使います
プロの役者さんはさすがで、かなりリアルに演技していました。話によるとOSCEの稼ぎだけで飯を食べている役者さんもいるとか。どうしたらそんなことが可能なんだろう??
OSCEは日本の大学学部に在籍している際にすでに経験していましたが、こちらの方がよりシステマティックな印象です。人手があるからでしょう。お金かけているなーという印象です。
学生のレベルは・・・もしかすると日本の自分のいた大学の方が上かも??
特に目についたのは時間管理、姿勢変換、ハンドリングの雑さです。もっと効率よくできるのに、練習ではもっと上手くできていたのに・・と周りの評価者も頭を抱えていました。
うまくできていないのは学生も自覚できていたようで、部屋を出ていく際にはほとんどの学生がうなだれていました。。
こうやって失敗経験から学ぶのは国境を越えて同じです。
まだTAはやっていませんが、教育もとても興味があるので来年はやりたいと思います。
2014年12月5日金曜日
モントリオール vs トロント 市街地の移動しやすさ対決!
こんにちは。
先日、ナイアガラ・トロントへ行った際に気が付いたのが、公共交通機関の違いです。
同じカナダ国内でも、州が違うだけでこんなにも違うものか、と面白かったので今回はその違いをユーザー視点から検証してみます。
1.公共交通機関の利便性
トロントの公共交通機関のシステムはTTC (Toronto Transit Commission)が管理・運営しています。地下鉄、路面電車、バスが一体で管理されているため、TTCを利用すればダウンタウン内はたいていの場所に行けるようです。
一方、モントリオールも同様にSTM (Société de transport de Montréal)が管理・運営しており、利便性ではトロント・モントリオールともに十分利便性は高いと思います。トロントもモントリオールも、地下鉄の線の数が少なく、とても分かりやすい構造になっているのもいいです。
TTCは片道、大人(高校生以上)$3, 65歳以上$2、13-19歳$2、2-12歳¢75です。
定期は月あたり大人(高校生以上)$133.75、65歳以上$108、13-19歳$108です(https://www.ttc.ca/Fares_and_passes/Prices/index.jsp)。
STMは片道、大人$3, 子ども(6-17歳)$2, 65歳以上$2です。
定期は月あたり大人$79.5, 子ども(6-17歳)$47.25, 学生(18-25歳)$47.25、65歳以上$47.25です(http://www.stm.info/en/info/fares/transit-fares/monthly-cam)。
片道料金はほぼ変わりませんが、月料金になるとモントリオールの方が断然安いですね。
3.地下鉄の乗り心地など
TTCはつい最近、車両を新型に変更しました。
バリアフリーが一般化していないのはどちらの都市も共通しています。トロントの駅もダウンタウンの一部はなかなかおしゃれでしたが、モントリオールほどではなさそうです。
5.その他
トロントにもシェアバイクがありました!しかもモントリオールのBixiにそっくり!
間違いなく、モントリオールと同じシステムでしょう。はじめて、モントリオールの何かが外で参考にされているのを見て少し誇らしい気持ちになりました。
トロントでの自転車の移動は行っていませんが、どうやらバイク専用車線はモントリオールほどは整っていない印象でした。ちょっと慣れないと、危ないかもしれません。
自転車での移動はモントリオールの方が利便性・安全性ともに高い印象です。ただ、道路の路面はトロントの方が圧倒的にきれいで、その意味ではトロントも安全かも。
6.結論
カナダのこの2都市ではともに公共交通機関が安全で利便性が高いことがよくわかりました。
トロントはカナダのビジネス中心地で機能的、快適かつ実用的だが料金が高い。モントリオールは芸術の街で機能的ではないが駅に一ひねりしてあり、料金も手ごろ。
都市の特性がそのまま交通機関にも表れているのでしょうか。
先日、ナイアガラ・トロントへ行った際に気が付いたのが、公共交通機関の違いです。
同じカナダ国内でも、州が違うだけでこんなにも違うものか、と面白かったので今回はその違いをユーザー視点から検証してみます。
1.公共交通機関の利便性
トロントの公共交通機関のシステムはTTC (Toronto Transit Commission)が管理・運営しています。地下鉄、路面電車、バスが一体で管理されているため、TTCを利用すればダウンタウン内はたいていの場所に行けるようです。
TTCのメトロ路線図
一方、モントリオールも同様にSTM (Société de transport de Montréal)が管理・運営しており、利便性ではトロント・モントリオールともに十分利便性は高いと思います。トロントもモントリオールも、地下鉄の線の数が少なく、とても分かりやすい構造になっているのもいいです。
STMのメトロ路線図
2.料金TTCは片道、大人(高校生以上)$3, 65歳以上$2、13-19歳$2、2-12歳¢75です。
定期は月あたり大人(高校生以上)$133.75、65歳以上$108、13-19歳$108です(https://www.ttc.ca/Fares_and_passes/Prices/index.jsp)。
STMは片道、大人$3, 子ども(6-17歳)$2, 65歳以上$2です。
定期は月あたり大人$79.5, 子ども(6-17歳)$47.25, 学生(18-25歳)$47.25、65歳以上$47.25です(http://www.stm.info/en/info/fares/transit-fares/monthly-cam)。
片道料金はほぼ変わりませんが、月料金になるとモントリオールの方が断然安いですね。
3.地下鉄の乗り心地など
TTCはつい最近、車両を新型に変更しました。
流線型でかっこいいです。
日本では結構当たり前ですが、車両間を移動できる構造というのは意外と斬新だったようです。
走行音も小さく、声も普通のボリュームで会話できます。
一方のわれらがモントリオール。1960年代に導入されて以来、型は変わっていないそうです・・・。
味がっていい・・・そうとも言えますが、車内では時折、叫ぶようなボリュームでやっと会話が成り立ちます。
STMもこんな新型車両を開発中らしいですが、これが導入されるのは何年先になるのでしょうか。友人の話では、新型車両導入のうわさが出てすでに5年くらいになるそうです。
そのあたりはケベコワ時間ですので、期待しすぎず気長に待つのが一番よさそうです。
4.駅の構造バリアフリーが一般化していないのはどちらの都市も共通しています。トロントの駅もダウンタウンの一部はなかなかおしゃれでしたが、モントリオールほどではなさそうです。
5.その他
トロントにもシェアバイクがありました!しかもモントリオールのBixiにそっくり!
間違いなく、モントリオールと同じシステムでしょう。はじめて、モントリオールの何かが外で参考にされているのを見て少し誇らしい気持ちになりました。
トロントでの自転車の移動は行っていませんが、どうやらバイク専用車線はモントリオールほどは整っていない印象でした。ちょっと慣れないと、危ないかもしれません。
自転車での移動はモントリオールの方が利便性・安全性ともに高い印象です。ただ、道路の路面はトロントの方が圧倒的にきれいで、その意味ではトロントも安全かも。
6.結論
カナダのこの2都市ではともに公共交通機関が安全で利便性が高いことがよくわかりました。
トロントはカナダのビジネス中心地で機能的、快適かつ実用的だが料金が高い。モントリオールは芸術の街で機能的ではないが駅に一ひねりしてあり、料金も手ごろ。
都市の特性がそのまま交通機関にも表れているのでしょうか。
2014年12月3日水曜日
今年ラストラン
こんにちは。
モントリオールはまるでジェットコースターのごとく日々気温が10℃以上上下しています。
昨日はマイナス15度まで下がったと思ったら、今日は3℃くらいまで上がりました。
Mont-Royalはすっかり雪が積もってしまって走れないため、この1ヶ月くらいはすでに屋内トラックを走っています。最近は週3ペースでのトレーニングができているので、調子いいです。
まずウェイトトレーニング、体幹の補強、コアスタビリティの補強、軽いストレッチをして、その後に走っています。昨年の足底腱膜炎の反省を踏まえて、走る前にある程度体を動かすようにしています。
ランニングは、2500m: 60sec/200m + 2000m 55sec/200m + 2000m 50sec/200m + 1000m 45sec/200m で、計7500mのビルドアップでやっています。昨年よりもこのメニューは余裕をもってできるようになりました。
12月5日から12月22日まで屋内トラックが使用できず、しかも12月19日に自分は日本に一時帰国するため、今日がラストランでした。帰国まではジムのトレッドミルで走っておきます。
最近PCが電源が勝手に切れるなど、すごく不調なので、帰国したら買い替えたいと思っています。。
モントリオールはまるでジェットコースターのごとく日々気温が10℃以上上下しています。
昨日はマイナス15度まで下がったと思ったら、今日は3℃くらいまで上がりました。
Mont-Royalはすっかり雪が積もってしまって走れないため、この1ヶ月くらいはすでに屋内トラックを走っています。最近は週3ペースでのトレーニングができているので、調子いいです。
まずウェイトトレーニング、体幹の補強、コアスタビリティの補強、軽いストレッチをして、その後に走っています。昨年の足底腱膜炎の反省を踏まえて、走る前にある程度体を動かすようにしています。
ランニングは、2500m: 60sec/200m + 2000m 55sec/200m + 2000m 50sec/200m + 1000m 45sec/200m で、計7500mのビルドアップでやっています。昨年よりもこのメニューは余裕をもってできるようになりました。
12月5日から12月22日まで屋内トラックが使用できず、しかも12月19日に自分は日本に一時帰国するため、今日がラストランでした。帰国まではジムのトレッドミルで走っておきます。
最近PCが電源が勝手に切れるなど、すごく不調なので、帰国したら買い替えたいと思っています。。
登録:
投稿 (Atom)