2016年12月21日水曜日

出産記録⑤出産から退院まで

こんにちは。

12月20日で娘が生まれて1ヶ月となりました。すっかりご無沙汰してしまいました。
現在、だいぶ家で仕事をすることが増えて、育児と仕事に追われる日々です。
こんな生活できるのも、カナダで大学院生をしている今だけですね。


前回の投稿の続きです。なんだか自分のための備忘録のような出来事の羅列になってしまっています。

11月19日

  • 23:30病院到着。週末の夜だったこともあり、とても静か。産科もどうやらあまり混んでいないようでした。まずは受付でトリアージナースに現状説明し、必要書類(これまでの産婦人科クリニックでの受診時の記録など)を提出し、医師の診察を待つことに。
11月20日

  • 0:00 当直の産科医が診察。子宮口が4cmに開いていて陣痛もコンスタントに来ているが、まだ陣痛が弱いので、あと2時間様子を見ましょうとのこと。(ということは、この2時間で陣痛が強まる、子宮口がさらに広がるなどの進展がないと、一旦家に帰ってね♪ということ。無理です!)
  • 0:30 深夜の病院内を妻と陣痛の間隔を見計らってひたすら歩き回る。警備員さんやカフェの店員さんも慣れているのか、優しい目で見てくれていました。
  • 1:45 「あ~もう歩けない」と、椅子に座ったところで「プチッ」という感覚(妻談)と共に一気に破水。これで入院決定!と喜ぶ。
  • 2:10  再度当直医による診察。子宮口7.5cmとのことで入院。陣痛もけっこう強くなっている。Epidural (硬膜外麻酔)を希望していたため、ここで入れてもらうことにする。
  • 2.30 病室移動。分娩室に入る。分娩室は個室で、トイレ、シャワー、付添人用のソファベッドつき。なかなか綺麗。Epiduralのための麻酔科医を呼んでるとのことだがなかなかこない。
  • 3:30 麻酔科医来ず。痛み強くなる。
  • 4:30 麻酔科医来ず。痛み激烈。
  • 5:00 麻酔科医来る。インフォームドコンセントが長々と始まる。妻は全く聞いていない。どうやら研修医のようだ。
  • 5:15 ようやくEpiduralの処置開始。陣痛の合間を見て処置する。「動かないで!」というが、なかなか穿刺位置が定まらなくその間に陣痛が来てしまい当然痛みに悶えて動き回るため、またやり直し・・・を2・3回繰り返しようやく穿刺完了。
  • 5:30 Epiduralのシリンジポンプセッティング完了する。ようやく薬が入るかと思いきや、指導医に確認してもらうからまだ入れないで、と。陣痛間隔3-5分。
  • 5:45 指導医来て大丈夫と。ようやく麻酔薬が入り、痛みが和らぐ。
  • 9:00 夜勤帯とは異なる産科医が診察に来る。子宮口現在6.5cmだね、と。あれ?ちょっと閉じた・・・?もっと広がるまでこのまま待機しましょう、と。
  • 11:00 妻震えが出てくる。寒いわけではないが、震え止まらず。発熱している。38.3℃。
  • 12:00 妻嘔吐。その後も嘔吐数回繰り返す。Epiduralの影響??赤ちゃんの心拍が高くなってくる。この時約180拍/分。
  • 12:30 主治医が登場!妊娠中から診てくれていた先生で、非番だったのにわざわざうちの子どもを取り上げに来てくれました。安心したのか、妻は半泣き。しかしやはり子宮口は7.0cm程度。まだだね、と。
  • 13:00 赤ちゃんの心拍が200拍/分となる。長時間の分娩でだいぶ疲れているはずなので、ここで促進剤を入れる。
  • 15:00 子宮口7.5-8cmとなる。赤ちゃんの頭はすでに少し見えてきている。ここから1時間いきんでみましょう、と。いきみ方教えてもらい、あとは自分たち(夫婦)だけで頑張ってね、と。
  • 16:00 けっこう出てきている、と。ここまではせいぜいナースが一人いただけなのに、ここにきにきて分娩室に続々とスタッフが入ってくる。出産間近という空気が漂う。
  • 16:15 主治医「うーん、もうちょいなんだけど、これ以上長引くとちょっとリスクがあるので、Forceps (鉗子)使いましょう、と。」を入れ、数回のいきみで赤ちゃん無事に出てくる。元気に泣いてくれて一安心。
  • 16:50 モロモロの処置(縫合など)や検査が落ち着き、母子ご対面。お疲れさまでした。

その後は、Epiduralが切れたあとは頭痛、発熱など妻はかなり苦しみましたが、赤ちゃんは至って元気そのものでした。11月22日に退院となりました。以前の投稿でも書きましたが、退院時に車で帰る際にはベビーシート必須ですので、要注意。

分娩からその後の入院にかけて、あって良かったものは、次の通りです。
  1. メモ帳:こちらの病院スタッフはあまり情報共有がうまくてできませんでした。いつ、どんな処置をしたか、検査などしたらその結果はどうだったか、メモしておくと、次に来たナースや医師に伝えればトラブルなく過ごせます。
  2. 好きな食べ物:病院食は、美味しくないですね。特に産後はエネルギー摂取が大切ですので、食べやすいもの、オニギリなどを持参するといいかもしれません。
  3. ストローつき水筒:妻は産後、Epiduralによる頭痛がひどく、1週間ほどは座れませんでした。寝たままでも飲めるストロー付き水筒は非常に役立ちました。
  4. 付添人用のブランケット・枕:病院で貸してもらえますが、自分のがあるといいかもしれません。結構院内は寒かったです。
  5. 本:付添人は待ち時間がとにかく長いです。合間にやることがあるといいですね。

なんともまとまりのない投稿となってしまいましたが、結論からすると、日本よりも、夫としてより積極的に出産に関われるいい機会となりました。同時に、妻と共にこちらも疲労困憊でした・・・

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