7月20日にモントリオールを出発して、7月22日からはハンガリーはブダペストにてProgress in Motor Control Xという学会に参加してきました。
モントリオール→トロント→イスタンブール→ブダペスト
という旅程でした。途中経由地のイスタンブールで携帯を機内に忘れ、落し物カウンターに行ったところまだ届いていないとのこと。乗り継ぎの便の出発時間が迫っていたため、少々の不安を抱えつつもとりあえずブダペストへ発つ。
ブダペストは他のヨーロッパの国と比べて、どこか雰囲気が違います。。まず、ユーロ圏にも関わらずレストランや地元のスーパーでは地元通貨、フォーレンしか使えない場所が多いです。
そして物価がとにかく安いです。1000円も払えばだいぶ上等なご飯が食べられます。ビールだって大ジョッキが100円くらいでした。しかし、輸入品はずいぶんと高く、クロックス1足が8000円くらいしました。おそらく現地通貨がかなり弱いのでしょう。
そして、見た目からしてよそ者で旅行者のアジア人である自分を見るとすぐに、色々な種類の客引き、つり銭のごまかし、などなど、すごい勢いで遭遇しました。しかし、概ね、身の危険を感じることはありませんでしたので、あくまでしっかりと断ったり確認することを気を付けていれば、十分楽しめる街といえるかもしれません。
第二次大戦でナチスドイツの支配下となり街が破壊され尽くされた後、ソ連の共産主義の支配が長年にわたって続いたため、経済的な発展はずいぶんと遅れているようです。
今年の夏はどこも暑いようで、ブダペストも連日40℃近くまで気温が上がりました。ホテルではエアコンをMAXにつけているようですが、普段使わないためか、あまり冷却効果がなくずいぶん寝苦しい思いをしました。
この学会では最優秀ポスター賞を受賞してしまいました。国際学会で初めて賞をいただいたので、素直に嬉しかったです。
また、受賞以上に収穫があったのは、意外にも日本からの発表者が多く、発表された日本人研究者の方とずいぶん知り合えたことです。日本のニューロリハの最前線で仕事をされている先生ともじっくりディスカッションができて良かったです。
自分の研究テーマや今の経験が見当外れではないんだと、ずいぶん励まされました。
さて、ブダペストから日本へ帰る際には、
ブダペスト→イスタンブール→成田
という旅程でした。行きの飛行機でイスタンブールに忘れた携帯を受け取りにいったところ、「国内線の落し物カウンターにいってください」とのこと。
もうこの時点で期待はなくなりました。
国内線カウンターにいったところ、「携帯はとどいていません」とのこと。
まあ、もうなんでもいいや。このあきらめの良さはモントリオール生活でだいぶ鍛えられました。
その後、気づいたら乗継便の出発まであと40分しかなかったため、空港をダッシュしてなんとか成田行きの便に滑り込みました。深夜の便で空港が空いてなかったら間に合わなかったかもしれません。
とにかくこうして、結果的にはほんの少しのトラブルと、大きな収穫があったモントリオール-ブダペストの旅でした。
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