2015年8月4日火曜日

Budapestー神戸ー神奈川の旅②

こんにちは。

実家にいると時間はあるのですが、意外と運動しないので今日は家から車で30分くらいのところにあるスポーツセンターのジムで体を動かしてきました。

平日の昼間なので大して混んでいないだろうと予想していましたが、ジムの中は60~70歳代と思われる男女でいっぱいでした。今のご時世、健康に対する意識というのはずいぶん高まっているんだと感じました。


さて、ブダペストから日本についたのが7月26日で、翌日は神奈川の実家で休憩し、その後28日から神戸へ日本神経科学学会に参加してきました。今回学会で使用しているポスターは常に一緒なので、文字通りポスターとともに世界一周しています。

日本国内の学会では理学療法学会以外に参加するのは初めてでしたので、楽しみにしていました。神戸の街並みは横浜に少し似ていますが、個人的には横浜よりもごちゃごちゃしていなくて良いと感じました。また六甲山が常に見えるのがまたいいですね。

六甲山を背に神戸の港がある町並みは、なんとなくMont-Royalがありセントローレンス川があるモントリオールにも似ているかもしれません。


学会は主にimagingやmolecularの研究が主で、自分のように運動解析を中心としたbehavioralな研究は少なかったです。ただ、運動制御の分野は主にATR(脳情報解析研究所)を中心にしたグループがcomputationに基づいた運動制御研究を盛んに行っていて、とても参考になりました。


また自分の指導教員らのグループが提唱する運動制御理論を否定する論文を執筆した日本人の先生にも直接会うことができました。学会に参加する前は自分の研究内容も全否定されることを覚悟で行ったのですが、とてもオープンなディスカッションができて大変勉強になりました。


日本の神経科学の分野も、ずいぶん多様で驚きました。理学療法学会で語られる神経科学というのはずいぶん狭い範疇であって、実は神経科学の一部分でしかないということを再認識しました。理学療法は応用科学に分類されるので、やはり基礎学問領域の学会に参加するのは大事なことのようです。


3日間の学会もようやく終わり、その後京都を3日間観光した後、昨日ようやくまた神奈川に帰ってきました。これからしばらくゆっくりしたいと思います。

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