2017年7月28日金曜日

PhD oral defense

こんにちは。
去る7月25日、PhD oral defenseを終え、無事にパスすることができました。
当日は、9:00開始でしたが8:00には会場に入り準備してました。





私が所属する学科のdefenseはアットホームで、軽食やコーヒーを同じ研究室の同僚が準備してくれ、合格の知らせの後にはDeanがシャンパンを振る舞ってくれます。
私は日本から持ってきた八ツ橋とキットカットもテーブルに並べて置きました。



当日は同じ研究所の同僚やクラスメイトなど30人くらいが来てくれました。
Defenseのプレゼンは、練習のおかげで良くできていたと思います(自画自賛)。発表時間も30分の制限の中28分とちょうど良かったですし、聴衆の反応を見ながら内容を調整することもできました。質疑では、なにを聞かれたかはメモしたのでよく覚えているのですが、どんな風に答えたのかはさっぱり覚えていません。



今後は評価者からのコメントに沿って論文の修正をしますが、主に英語のグラマーや誤字に関する指摘ばかりでしたので、すぐ修正して片付けたいと思います。8月15日までに提出すれば10月に学位記が日本に発送されます。巨大な学位記のフレームもdefense後すぐにちゃっかり買っておきました。

明日朝の飛行機で日本に帰ります。時差ボケから治ることなく帰国となり、月曜日からはまた仕事です。

凉しい(朝晩は寒い)モントリオールから灼熱の日本に帰るのが心残りがありますが、日本で応援してくれていた家族がいるので帰ります。

2017年7月25日火曜日

This is the day!

いよいよこの日がやってきました。Defense当日。
予想通り、時差ボケと緊張で朝2:30くらいから起きてしまい、結局Defenseの準備をしています。

一昨日の夜は自分の指導教員がフロリダでの学会から帰宅したすぐ後に、彼女の家でみっちり3時間練習につきあってもらいました。そして昨日はまた研究室の同僚にもプレゼンを見てもらい、様々な指摘やアドバイスをもらいました。本当に最後まで良い同僚です。

モントリオールに金曜夜に到着し、それから30分のプレゼンを多分20回以上練習しています。パスするかどうかというよりも、これまでの4年間の苦行の成果をこれまでお世話になった人たちにしっかり発表することが大事だと思います。

プレゼンの開始は9:00AM。そろそろ朝ごはんを食べて、早めに会場に入って準備したいと思います。今日は他の学部に所属していた友人たちも応援に来てくれます。発表もそうですが、どんなディスカッションや質疑になるか楽しみです!

では行ってきます。

2017年7月18日火曜日

Oral defenseの準備

こんにちは。

Oral defenseの当日である7月25日が近づいています。

この4年間、いろいろな学生のPhD Oral defenseを見てきました。
「いつかはこの場に自分も立つことになるのかな...」と他人事のように感じてきましたが、遂に自分が発表できることにまず感慨を覚えます。

それと同時に、多くの学生がDefenseで泣きそうになりながら発表しているのも見てきました。当日は30分のプレゼンの後、2時間半にわたる質疑があります。まず発表でボロボロになってしまっている学生、また質疑でうまく答えられない学生もいました。もちろん、ほぼ完ぺきなDefenseをやってのける学生も多くいました。

この4年間で感じたのは、母国語ではない言語でのプレゼンに限らず、どのような内容でもプレゼンの質は練習量に大きく依存するということです。準備がよくできた際には聞き手の反応を見ながら進めることができますし、逆に準備不足の際には話すことに夢中で全く応用がききません。

カナダの大学院のプレゼンの授業で受けたアドバイスも、最終的には"Practice, practice, and practice".とのことです。準備をすることは、なによりも発表前の不安感を払拭するいい方法です。どんな質問が来るのだろう...と心配だらけですが、少なくともプレゼンは練習次第で上手くできるので、やれるだけの準備をして臨もうと思います。

Defenseが終わったときの気持ちってどんな感じなのか、想像もできません。。

2017年7月13日木曜日

Oral defense(論文審査会)の日程決定!

こんにちは。大変ご無沙汰しております。

3月に日本に帰国して以降、非常に忙しい時間を過ごしています。
日本に帰国後1週間で私立大学の採用面接があり、4月からはその大学の理学療法学科で助手のポジションで働かせていただいています。

日本での新生活と博士論文提出の2つの課題をどうにかクリアし、5月に論文を提出することができました。論文審査は7月25日です。そのために7月21日にモントリオールへ発ち、1週間滞在します。その間に発表して、論文の最終提出もできれば済ませたいものです。

論文審査は、30分間のプレゼンの後、2時間30分の質疑応答があります。まず、この博士課程での4本の論文をわずか30分という時間に収めるのが大変です。あと、最近日本語ばかり話しているので、英語が以前ほどスムーズに出てこないことがあり、緊張も相まっておそらく本番のプレゼンではアドリブはほとんど効かないでしょう。なので練習がプレゼンのパフォーマンスに直結することは間違いないです。

そして質疑応答。"Defense"と呼ばれるように、非常に厳しい質問が飛び交うことが予想されます。それにしっかり答え、自分の論文を守り抜くことが発表での使命です。ある大学ではDefenseする学生が本当に盾を持っていく習慣があるとか。おそらく2時間30分の質疑が終わるころには満身創痍で立つのもやっとなのではないでしょうか。。。

今の自分の状況を考えると、日本で助手というポジションでも何でも、きちんとした大学で教員として勤務できていることにまず感謝です。そして、就職後半年も経たない者に快くモントリオールに1週間行くことを許してくれる職場の環境自体、日本の就労環境からすれば奇跡に近いのではないでしょうか。せっかくいただいたこの機会ですので、全力投球で準備して、やれるだけやってきます。

ちなみに、今回のモントリオールへの旅は妻と子どもは一緒ではありません。日本への帰国の際には4か月の娘を機内であやしながら17時間のフライトをどうにか生き延びましたが、ディフェンス前にそれは無茶だということで今回は一人旅です。