モントリオールは移民が人口の多くを占め、人種、宗教、信条がとても多様です。
研究所のある病院も、ユダヤ人が作った財団によってできたリハ病院です。
入口には祭壇が(写真はとらないでおきました)
カフェテリアはコーシャ式エリアと一般エリアが分かれています。
食器も別々です。
ユダヤ系の病院だからなのかはわかりませんが、研究室の同僚にはユダヤ人がけっこういます。
先日、ユダヤ人の同僚の家でディナーに招かれました。
食べ物はスープ、パン、肉料理のメイン、サラダ、ワインで、とてもおいしくいただきました。
ユダヤ人は金曜の日没後からは伝統的なライフスタイルに戻り、なるべく電化製品を使わない生活をするのだそうです。敬虔なユダヤ教徒は金曜の午後はあらゆるスイッチやボタンも押さないようにするのだとか。
したがって、自分の所属する研究所のエレベータも、スイッチを押したくない人に配慮して、金曜の日没以降は、すべての階に止まります。
金曜の夜はディナーを食べた後、教会に行ってお祈りをするのだそうです。
そして、土曜は休日で、日曜はもう平日と同様に働くのだそうです。
土日が休日なのはキリスト教式の週末のシステムのようです。
宗教は本当に生活の一部のようです。
自分は特に信仰している宗教はありませんが、でも、考えてみたら日本でも正月の初詣や節句、節分、お盆やお彼岸など、生活に溶け込んでいてあまり意識しないけれども実は宗教が背景にある行事ってけっこうありますよね。
とくにカナダのような多様性のある社会を維持するには、いろいろな宗教を持つ人々の習慣や信条に敬意を持つのはとっても大事だと思います。
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