2017年1月3日火曜日

モントリオール流雪かき


こんにちは。
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

モントリオールの街はすっかり雪に覆われていますが、除雪をしてくれるので車の運転や歩道を歩くのは支障がない・・と思いきや、雪が降ってから除雪まで意外と時間差があるので注意が必要です。今日はモントリオールの除雪作業について。以下、順を追っていきます。

1.道路の車が通るスペースと歩道
道路のうち、まず車が走るスペースと歩道は雪が降ってすぐに除雪されます。これはもう大型のブルドーザで行いますので、あっという間に終わります。しかし、雪を取り除くのではなく、あくまで雪を道の端に寄せる作業にすぎません。。したがって、大雪の直後は下の写真のようになります。
以前も取り上げましたが、モントリオールは路上駐車が一般的です。したがって、どけられた雪はそのまま駐車した車の横にたまっていきます。





車を路上駐車している人は冬は車を動かす前、まずは雪かきから始まります。時には完全に車が埋まってしまうこともあるので、あまり長期間運転しない人などでも定期的に雪かきする必要があります。こんなとき、屋内駐車場が欲しくなるんでしょうね。。



2.道に残った雪を取り除く作業
大きな通りから順次、道に残った雪を取り除く作業が行われます。でも、路肩に車が停められていると邪魔ですので、この作業が行われる前には下の図のような警告が張り出されます。


赤い方が臨時の駐車禁止の標識で、当日午前7:00から午後7:00まで駐車禁止となります。これはある日突然張り出されるので、旅行などで長期間車を路駐しておくのはかなりのリスクを伴うといえます。

そして、上記のような駐車禁止の12時間(すごい幅大きい・・・)の間に雪を取り除く作業が始まります。以下の動画は自分の家のすぐ横でこの作業が行われる様子です。

①まずは路肩に停めたままの車をレッカー移動の準備
②上記車の真後ろまで大型ブルドーザ(道路)と小型ブルドーザで雪を集める
③(1:05あたり)車をレッカー移動
④さらに大型ブルドーザ(道路)と小型ブルドーザで雪を集める
⑤(1:15あたり)人影が歩道に現れる。なにやら急いでいる。
⑥(1:25あたり)上記人影がレッカー車に近づき抗議。多分車の持ち主?
⑦その間も作業はつづき、レッカー車は去っていった。
⑧(2:20あたり)ブルドーザが反対車線を逆走したりしている。通行車両は右往左往している。




3.ダンプカーに雪を積んでおしまい


遠くから見ていると、非常によく連携が取れていて面白い作業ですが、毎年、作業に巻き込まれて歩行者が亡くなったり車が衝突するなどのニュースが流れます。この作業中は、基本的には交通整理は行われません。しかし、動画にもあるようにブルドーザはすごい勢いで道路を縦横無尽に作業します。なので、基本的に歩行者、通行車両は除雪作業をしているところには近づかないのが一番安全です。本当に危ないですので、多少遠回りでも回り道をしましょう。

ちなみに、同様の作業は秋の終わりに落ち葉が道に溢れるころにも行われますので、こちらも同様に注意しましょう。


モントリオールで雪や落葉は生活の一部です。雪や落ち葉に覆われた街並みも綺麗ですが、こうして掃除してくれる作業員がいて初めて快適に住むことができます。

30分から60分で作業は終わりますので、作業に従事していない人は事故に巻き込まれないよう、除雪や落ち葉掃除の作業中は迂回する、もしくは作業とは反対側の車線を通行するなどしましょう!!

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