2016年3月15日火曜日

STM新車両導入

こんにちは。

STM(Société de transport de Montréal)地下鉄の新車両が導入されるという話が出てから久しいですが、新車両が最近オレンジラインにて乗客を乗せて運行しています。

今日、はじめて新車両に乗ってみました。
ワクワクして電車に乗って、意外だったのがみんな冷静に普段どおりに見えたこと。
もしかしてみんなもう乗ったことあったのでしょうか??
みんなニコニコして写真撮っているのかと想像していましたが、意外とみなさん冷静に新車両をに乗っていました。



見た目は流線形で、かっこいいです。AZURの愛称だけあって、サイドはシルバーに青の横線が入っていて、スピード感が出ています。

さて、気になるのが車内のレイアウトと乗り心地です。



<明るい>
まず車内のレイアウトですが、間接照明ということもあり、光が柔らかくて明るい車内です。

<開放感>
また、一人掛けの椅子と二人掛けの椅子を片側のみずつにすることで、通路の面積が増えました。そして、車両間の移動が自由に行えるようになりました。
全体的に、開放感がずいぶん出ています。また、まだ新しいからかは不明ですが、車内広告がありません。広告がないとこんなにすっきりするんですね~。日本の電車は広告だらけですよね。なくなったらすごい開放感でしょう。

<乗り心地>
旧車両との一番の違いは、走行システムの改良だと思います。STMは自動運転なのですが、旧車両では加速・減速があまりにも急で、若者でも手すりにつかまらないとバランスを崩してしまい、隣の人の足を踏むなんてこともけっこうあります。お年寄りや体の不自由な人にはけっこう負担でした。新車両は減加速がずいぶんスムーズです。おそらく減加速のシステムをかなり頑張って改良したのだと思います。

また、STMはゴムタイヤでの走行のため、路面の凹凸による突き上げるような振動も結構ありましたが、新車両では足回りの改良が施され、車両の揺れがずいぶん減りました。

座席は相変わらず樹脂性で、クッション性は全くないため長時間座るとお尻がいたくなりそうです。でも地下鉄なら最長でも30-40分くらいなので問題ないでしょうか。

<遮音性>
旧車両では向かいの座席人が歌を歌っていても声がたまに聞こえるくらいの騒音でしたが、新車両では多分歌は聞こえます。ハミングは聞こえないかもしれませんが、ずいぶんな進歩です。もうちょっと遮音性はあげられるのでは?と思います。そんなに遮音性は重要視されないのでしょうか。

<安全性>
急加速・減速の改良に加えて、つかまりやすい位置の手すりが増えました。
また、ドアの閉まる際にはトーンが鳴ります。旧車両でもオレンジラインとブルーラインでは鳴っていましたが、同じトーンです。ちょっと音は柔らかいです。
また、ドアが閉まる際にはドアの周りのLEDが赤色で点滅し、駆け込み乗車に警告します。駆け込み乗車どころではなく全力で車内に飛び込む人は日常茶飯事ですが、これでちょっとは効果あるでしょうか。

<その他>
・なぜか車内で風を感じます。車両間を移動できるようになって風が抜けるようになったんでしょうか。
・駅名を告げるアナウンスのおばさんは同じですが、声が少し柔らかくなっています。年でしょうか、それともスピーカーの改良でしょうか。
・次の駅名が車内に表示されます。これでフランス語が聞き取れなくても大丈夫。
・ドアはやはり車両が止まりきる前に開いていました。おそらくこれは運転手によるものでしょう。


旧車両と比べると、2世代くらい一気に飛ばして新しくなったためすごい進化を感じます。
ぜひSTM地下鉄の新車両をお試しください!(といっても、まだまだ旧車両が多いので運次第ですが・・・)

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